書店で見かけて面白そう、と思った本。帰って調べたら図書館にはなく、やっぱり読みたいと思ったので後日買いに行った。
今の私に必要な本だった。
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著者の石原加受子さんは、「自分中心心理学」を提唱している方だ。著書もたくさん出ている。
この本は2004年に出版されたものを加筆修正して文庫化したものだそうだ。
この本を読むと、たいていの人はびっくりすると思う。「こんなに自分に甘くしていいのか」と。
でも、いいんだそうです。
自分を大切にする。自分の感覚に敏感になり、直感を信じる。
これだけで、人生が変わるという。
具体的にどうすればいいの?というのをこの本が教えてくれる。どれもちょっとしたことだ。
STEP1 「イヤなこと」には手をつけない!
STEP2 他人のことは、見なくていい
STEP3 「気持ちいいこと」を最優先
STEP4 感情にまかせても、だいじょうぶ
STEP5 運命は、「小さなこと」でガラッと変わる
STEP6 だから、あたらしいことをひとつだけ
これを見ただけで、びっくりしませんか?著者が言うには、「人生は困難だ」と思うから、困難になる。「むずかしい。できない」と思うとできなくなる。だから、「むずかしい」と言う口グセがあったら、それを変えてみる。それだけで、人生が開けたりするそうだ。
著者のサイトを見ると、高額なセミナーがあったり、本もこれは心理学と言っていいのか*1という部分があったりするので、すべてを鵜呑みにしていいとは思わないが、“自分中心心理学”というコンセプトは素晴らしいと思う。
日本人は「自己犠牲」「自己卑下」を強いられる国民性があるような気がするので、たくさんの人がこういう生き方をするようになれば、いろんなことが変わるのではないかと思った。
自分の幸せを犠牲にして、「あなたの幸せが私の幸せ」というのが賞賛されてきたが、「私が幸せで笑顔でいれば、まわりの人も幸せだよね」という考え方の方が、たぶん幸せになれる人は増える。
実は自分が幸せになるのを邪魔しているのは自分だったんだ、というのがこの本を読めばわかります。
我慢しない。自分の感情に素直になる。これだけでずいぶん楽になれると思う。
どれもこれもいいことばばかりでメモが取れなかったので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
私のアクション:シンプルに考えて行動する
※この本のメモはありません
*1:いわゆる「スピリチュアル系」の本のような記述も出てきます。出典も書かれていません