毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

一目瞭然!世の中がわかる「大人の図鑑」☆☆☆☆

東京に行く新幹線の車内で流れる文字ニュースに“自動車大手6社”という言葉が出てきたが、私と家族で思い浮かべた会社が少し違っていた*1
帰ってきてからインターネットで調べてみたが、ニュースは引っかかるもののちゃんとした情報にたどり着けなかった。こういう時に役に立つのは年鑑や統計資料だ。

土井英司さんが、先日ビジネスブックマラソンで紹介されていたのは『会社四季報 業界地図 2013年版』。去年出た2012年度版がこちら。先に読める方をと思って借りたが、2013年度版ももうすぐ順番が回ってきそうなので、どんな本なのかをざっと通して見てみた。
こんな本があるのか、と驚いた。


株のバイブル、「会社四季報」を手がける東洋経済新報社が出しているだけあって、本来の目的は投資の参考書だと思う。
だが、世の中のトレンドや、各業界の勢力や動向が一目でわかって便利だし、勉強になる。
特に、前の方に注目業界特集があり、何と言っても2012年度版は原子力発電関係に力が入っている。あまり表に出てこない「原子力プラントを作っている大手3社」というのもこのページにはハッキリ書いてあるし、「原子力村相関図」まで。
他にも、意外に1位と2位でも規模がずいぶん違うとか、世間の認知度と実際の売上の順番が逆といったこともわかる。


業界ごとに2ページないし1ページでまとめられ、オールカラーでグラフや図なども多用されているのでひと目で理解できる。中学生時代に使った社会科の便覧*2のようで見て楽しい。
その業界の今後の予想がお天気で表されているのも面白い*3

これが1050円で手に入るのはすごい。就職活動をする時にまず業界研究から、というのにも役に立ちそうだ。
毎年ではなくても、何年かに一度買って手元に置いておくと、ニュースを見た時などに活躍してくれるはず。
ぜひ手にとってみてください。

*1:2012年度版によれば、国内では1位トヨタ/2位ホンダ/3位日産/4位スズキ/5位ダイハツ/6位マツダ/7位富士重工(スバル)/8位三菱自動車でした。どちらも間違っていました…

*2:名前を忘れました…地図帳とは別に、資料のような本もあったんですが、そんな感じ

*3:たとえば自動車[国内]なら11年度後半は薄曇り、12年度は曇りの予報