毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

賢く考えれば、結果が出せる☆☆☆

家族が借りてきた本。「たった5秒」で何が変わるのか、タイトルに惹かれて読んでみた。
なかなか面白い、私にとって新鮮な発想の本だった。


◆目次◆
第1章 あなたは本当に「考えて」仕事をしているか?
第2章 あなたは「やらなくてよいこと」をやっている
第3章 たった5秒で成果が出る「インバスケット」
第4章 「インバスケット」であなたの思考はここまで変わる

著者・鳥原隆志さんはこの「インバスケット」というもので人生が変わったそうだ。現在は「インバスケット研究所」の代表取締役として、この考え方を広める活動をされている。
インバスケット研究所の「インバスケット」の定義はこちら

考えて仕事をしていない人は、5秒程度の“あるプロセス”が抜けていることがわかったのです。それは、「仕事に取りかかる前に少しだけ考える」という行動です。
誰もが考えているのですが、考えるポイントがずれているのです。考えるポイントを修正できれば、誰もが「仕事ができる人」に変われます。ですから、私がお伝えするのは、単純に「考えて行動する」ということ(P19)。 


具体的には第3章で教えてくれる。

<初級編>
1.優先順位をつける力…「本当にそれからするべきか」を考える
2.問題発見力…「本当にそれで解決するのか」を考える
3.思いやりの力…「相手がどう思うか」を考える
4.自己分析力…「なぜ叱られたか」を考える
5.確認する力…「本当にそれで大丈夫か」を考える
<中級編>
6.創造力…「本当にそれが一番効率的か」を考える
7.洞察力…「次にどうなるか」を考える
8.当事者意識をもつ力…「相手が何を求めているか」を考える
9.対策立案力…「ほかに手はないか」を考える
10.組織活用力…「誰に聞けばよいか」を考える
<上級編>
11.段取り計画力…「仕事は進んでいるか」を考える
12.課題形成力…「本当の原因は何か」を考える
13.目標設定力…「ゴール」を考える
14.リセット力…「白紙に戻そう」と考える
15.逆算力…「逆算したらどうなるか」と考える  (P77)

仕事ができない若手社員を例に出し、どこが問題なのかを解説してある。この「どうしてこうなるの?」劇場があまりにも[できない君」なのはちょっといただけないが、社会人2〜3年目の人にとってはわかりやすい本だと思う。
それ以上の人にとっては、自分に足りないところはどこなのか、弱点に気づくきっかけになる。

この本は「インバスケット思考」の入門書なので、次は『究極の判断力を身につける「インバスケット思考」』を読んでみたい。
私のアクション:期限がない仕事でも、作業の終了時間を決める
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

もっとがんばろうと思わない。がんばらなくていい方法を考える(P41)

仕事の「リボ払い」をしない(P68)

受けた仕事は後まわしにしないで、一気に片づける。つまり、仕事の「現金一括払い」をしてほしい。
常に「今、仕事を片づけるにはどうするか」を考える必要がある。

期限がない仕事でも、作業の終了時間を決める(P86)

今やっている作業は、本当に今やるべき仕事なのか?(P88)

裏を返せば、「他にするべきことがあるんじゃないの?」と考える。

「自分の優先順位決定は、本当に正しいのか」と疑う時間を5秒作る(P90)

「安楽早正」が効率化のポイント(P139)

「どうすれば、より効率的にできるか」と考えることは、皿回しにたとえれば、いくつもの皿を力まかせに回すのではなく、
「どのように配置すれば、より多くの皿を回すことができるか」
「どの順番で回せば、より多くの皿を回すことができるか」
を考えることに当たる。