信念煥発法で「目標をはっきり映像化」する(P28)
宇野千代を蘇生させた「できると信念することは、どんなことでもできる」という教えこそが、信念煥発法である。
やり方は
1.心に念願する事柄をはっきりと映像化する。
2.それをオリンピックの聖火のように燃やし続ける。
これだけでよい。要するに目標をイメージ化し、一心に思い続けるのだ。
自己暗示法を並行して用いる(P36)
毎日、継続的に自分に暗示をかける。
鏡に向かい、映った自分の顔の眉間に向かって、命令的な口調で暗示を与える。
(著者の例/著者は3つの目標を立てていた)
「家を建てよ」
「課長になれ」
「著書を出せ」
と繰り返し心にイメージを描くこととと自己暗示を行い続けることで、力の源である潜在意識に働きかける。
天風の人生観(P43)
「自己の命に、できるだけ喜びを多く味わわせて人生を生きる」
知識を得るにはまずアンラーニング(学習棄却)から(P71)
新しいことを学ぶ場合、特にそれが新しい考え方である場合は、既存の知識をアンラーニングしない限り、新しい知識を学び取ることはできない。頭の中の古い知識が色眼鏡となって、自分に都合よく解釈させてしまうからだ。これでは既存の知識の強化でしかない。
心を、病やあらゆるものから離す(P77)
肉体の病は肉体のものにして、心にまで迷惑をかけるな――。
生命力とは(P79)
体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力の6つから成る。
自分に安っぽい見切りをつけてはならない(P113)
「ビクビクする感情」を追放するチェックリスト(P117)
1.今現在
2.実在意識で考えていることが
3.積極的か、消極的かを
4.客観的(第三者的)に、
5.自己評価をする。
これが内的検討。
そのために、以下のチェックリストを使う。
1.怒る
2.恐れる
3.悲しむ
4.憎む
5.嫉妬する
6.恨む
7.悩む
8.苦労する
9.煩悶する
10.迷う
聖者・カリアッパ師の教え(P129)
「弱い自己、不快な自己に義理を立てて何になる。より強く、より爽快になるために、言葉と行動を積極的にするのだ」
「体に違和感があろうと、泣き言は言ってはならない。気分はどうかと訪ねたら、「ハイ爽快です」とにっこり笑って答えよ」
言行の積極化とは、あらゆる人との応対で、プラスの態度を崩さないこと(P130)
心を明るく、朗らかに、溌剌颯爽と勇ましく接する。特に不健康な人や、悲運の人に応対する時には、鼓舞、奨励以外の言葉を口にしないことだ。
ストレス耐性を上げる(P158)
ストレス耐性とは、時間的制約や、人から受ける圧迫・反対の中でも、課題をやり遂げる心の安定性である。
忍耐力であり、回復力でもある。どれだけ耐えられるか、どれだけ回復が早いか、どれだけ打たれ強いかである。
マイナス思考の人は、このストレスに弱い。心は加速的に消極化し、生命力が低下する。生命力全体が萎縮してしまう。