毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『大人のための書く全技術』メモ

他人に自分をアピールする文章を書く際に必要なことは(P44)

当事者意識を持って問題に取り組んでいけるかどうかが問われるのだ、ということを忘れてはならない。

そんな文章を書くためには、ふたつの視点が必要。“巨視的な視点”と“個としての視点”のふたつ。日頃からこのふたつの視点を持って思考し、動いているかどうか、それが問われる。

読ませる文章=“発見”“新たな視点”が含まれている文章(P64)

つまり、あなただけが知っている新しい何かを伝えることこそが、文章を書く上で一番大事なこと。
たとえ特別な文章力がなかったとしても、“発見”や“新たな視点”さえあれば読者を感動させることができる。

エッセイと企画書はつながっている(P69)

エッセイを書くにせよ、企画書を書くにせよ、どちらの場合も気づきや発見や新しい認識をはっきりと打ち出す。そしてまた、どちらもデータや論理がしっかりとあって、書き手の情熱が伝わるべき。

最初に最後の文章を決める(P77)

文章というものは、書いているうちに文脈があちこち蛇行してしまいがち。
だから最初に、最終ゴールとなる最後の一文を決めてしまう。
「なんとかそこまでつないでいけば文章を締めくくることができる」という安心感があれば、途中で文章がフラフラしても書き進めることができる。

この時、この最後の文章が凡庸では面白くない。
イメージで、一見離れているように見えるもの同士を結びつけることによって、新しい意味を見出せる。

文章の良し悪しは、音読してみればわかる(P192)

文章がねじれずに流れているかどうかがよくわかるから。

文末をキッチリさせることを意識して、話し言葉においても丸をつけるような話し方をすると、だんだんと書く時に近づいていく(P228)

「なになにですマル」というふうに自分の中で話しながら、点と丸(句読点)を意識するだけで、ずいぶん文章らしくなる。
話の内容を濃くする訓練になる。

人の心を動かすためには、特別な書き方は必要ない(P256)

まずは日常の中にある特別な何かを見つけ出し、掘り出すこと。

枕草子』ではっきりした文章が書ける理由(P270)

それは、好き嫌いで物事を判断していたから。
自分の中に明確な好き嫌いがあって、それに沿ってどんどんどんどん判断していく。だから歯切れがよい。