毎日「ゴキゲン♪」の法則

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すぐに使える!NLPヒント集☆☆☆

 

 

たった今から人生を変える NLPの法則

たった今から人生を変える NLPの法則

  • 作者:加藤 聖龍
  • 発売日: 2013/09/27
  • メディア: 単行本
 

以前、周りにプラクティショナーや上のクラスまで修めた人が多数いたのに、避けて通っていたNLP。当時は何となくピンと来なかったのだ。

それが最近、そろそろ正面から取り組む時期かもと思い、とりあえず基礎的な本を読んでみることに。

 

その理由は、NLPを学んだ人とたくさん接して、不思議に一度も嫌な思いをしなかったからだ(全員感じがよかった、ということです)。また、過去に受講したセミナー講師や、成功している人がたいていNLPを学んだ、とプロフィールに書いてあったことも大きい。
NLPには何かコミュニケーションの秘訣があるはずだ、と考えた。職場のあれこれにいいかげん疲れてきて、何かヒントになればという期待もあった。

※本探しにはこちらのサイトを参考にさせていただきました→NLPの本と参考文献――一般財団法人日本コミュニケーショントレーナー教会

この中から「初心者向け」とあった『脳と言葉を上手に使う NLPの教科書』を借りて読み始めたのだが、やや取っつきにくい印象。
そこで、地元で一番大きい書店に出かけ、何冊か見た中で読みやすそうなこの本を追加で借りた。

よくも悪くも「すぐ使える」のが売りの本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 NLPってどんなもの?
第2章 相手を知り、受け入れてもらう「会話」の法則
第3章 相手の本音を理解できる「質問」の法則
第4章 相手をすんなり行動させる「誘導」の法則
第5章 自分の心を整理できる「視点」&「五感」の法則
第6章 ひとまわり成長するための「手放し」の法則
第7章 過去も未来も活用できる「時間軸」の法則
第8章 なりたい自分になれる「成功」の法則
おわりに

この本の特徴は「はじめに」で記されている。

この本はNLP神経言語プログラミング)の超入門書であるとともに、あなたが日常やビジネスでのコミュニケーションにおいて直面する問題に対して、あなた自身がどのようなあり方で対処していけばいいのか、というヒントを事例とともにイラストや図をふんだんに使って、わかりやすく解説してあります(P2)。
(中略)
つまり、本書はNLPの「マニュアル」や「参考書・教科書」ではなく、あなたがほんの少しだけ今の自分と違うことをするだけで、どれほど自分や周りがよい方向に変化するのか、それを知るきっかけを与えてくれる「ヒント集」なのです(P3)。

まさしく、私のような目的の人にピッタリの本だ。

 

「教科書ではない」と断っているとおり、系統だてて解説された本ではない。しかし、基本的なところはきちんと押さえてある。
NLPは3人の天才セラピストの手法を研究し、それを体系的にまとめたものであることも紹介してあるし、「8つの前提」と呼ばれるNLPの基本的な考え方も載っていて、この本はその前提に沿って書かれている。

目次にもあるようにテーマ別に分かれているので、「今直面しているこの悩みを何とかしたい」という人は、当てはまるところから読める。
また「相手に受け入れてもらう」というテクニックを使い、プレゼンの組み立て方やキャッチコピーをどう書くか、といったことまでカバーできるので、とても幅広く使えるツール、という印象だ。

 

気になったのは、アメリカで確立したものなので横文字がそのままのものも多いこと。それがとっつきにくくなっている遠因かもしれない。カタカナの用語が多いので理解するにも覚えるにも苦労しそうだ。
それから、読んで初めて「これってNLPだったのか」と知ったものも多かった*1。それだけ、NLPを学んでから独自の手法を開発したセラピストや、本を書いた人が多いということなのだろう。
ちなみに、上の書籍紹介のサイトにもあったが、心屋仁之助さんもNLPを学ばれたそうだ。確かにこの本を読むと、クライアントの考え方が歪曲していることに気づかせる質問の方法など、心屋さんの本もNLPがベースになっていることがよくわかる。

 

カラーでイラストが多用してあるので、ひと目でわかる。「視覚優位な人」*2に特に向いているかもしれない。

この本だけでNLPについて知るのはむずかしいかもしれないが、「どんなものなのか」という基本的な疑問が解決したのでスッキリした。まずはどんなものなのか知りたいとか、理論はいいから今すぐ何とかしたい、という人におすすめです。
私のアクション:「相手に伝わって初めてコミュニケーション成立」を意識する♪
■レベル:守
※この本のメモはありません

*1:「オープン/クローズクエスチョン」や「アンカリング」など

*2:NLPでは優位な感覚は人によって違うと考えるそうです。「視覚優位」「聴覚優位」「身体感覚優位」の3タイプに分かれます