毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『 LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』メモ

100年ライフでは、人々に自己効力感と自己主体感を持たせ、計画と実験と習熟を後押しすることの重要性が高まる。(P364)

昔のように特定のロールモデルに従っていればいい時代ではなくなり、ありうる自己像の選択肢が大きく広がる時代には、実験を通じて、なにが自分にとってうまく行くのか、自分がなにを楽しく感じ、なにに価値を見出すのか、なにが自分という人間と共鳴するのかを知る必要があるからだ。実験は、若者だけのものではない。それは、あらゆる年齢層の人にとってきわめて大きな意味を持つ。(P361)

一斉進行型モデルが弱まる結果、人々が否応なく自分の人生を自ら選び取るようになるだろう。そうした選択を通じて、人々は自分についての知識を深め、内省の能力をはぐくんでいく。(P359)

無形の資産は、それ自体として価値があることに加えて、有形の金銭的資産の形成を助けるという点で、長く生産的な人生を送るためにカギを握る要素なのだ。よい人生を生きたければ、有形と無形の両方の資産を充実させ、両者のバランスをとり、相乗効果を生み出す必要がある。(P120)

(資産は)使用したり、放置したりすれば、価値が減少するのだ。従って、資産には慎重なメンテナンスと投資をする必要がある。このように考えれば、友人関係や知識や健康を資産の一種と位置づけるべき理由が理解できるだろう。(P121)

研究者のジョージ・ヴァイラントによれば、幸福を支える柱は2つある。一つは愛、もう一つは、愛をないがしろにせずに済む生き方だ。(P125)

無形の資産を3つに分けると(P127)

1.生産性資産…スキルと知識が主たる構成要素だが、ほかにもさまざまな要素が含まれる
2.活力資産…肉体的・精神的な健康と幸福のこと。健康、友人関係、パートナーやその他の家族との良好な関係など
3.変身資産…100年ライフを生きる人たちは、その過程で大きな変化を経験し、多くの変身を遂げることになる。そのために必要な資産のこと。
自分についてよく知っていること、多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること、新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていることなど

未来に向けて適切な行動を取ろうと思うためには、「ありうる自己像」について考えることが有効な手立てとなる。それは、自己効力感(自分ならできる、という認識)および自己主体感(自ら取り組む、という姿勢)と結びついている(P171)

3つの側面のバランスが取れたポートフォリオ(P250)

1.収支をまかない、貯蓄を増やすこと
2.過去の経歴とつながりがあり、評判とスキルと知的刺激を維持できるパートタイムの役割を担うこと
3.新しいことを学び、やりがいを感じられるような役割を新たに担う