毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『<からだ>に聞いて食べなさい』メモ

辛いことがあると、食べることで気を紛らわせようとする理由(P44)

赤ちゃんには、砂糖や蜂蜜をつけたおしゃぶりや、甘いジュースを入れた哺乳瓶が与えられていた。本当に欲しいかどうかとは関係なく、口に入れられる。こうして、幼いうちから、少しでも思うように行かないと、何でもいいから口に入れる、という習慣をつけてしまう。そのため、大人になっても、辛いことがあると、何かを食べることで気を紛らわすようになる。
<傷>がうずく時、本当に空腹なのか、本当に体が必要としているのかが、きちんと自覚できなくなるのはこのため。

体に起こる問題のすべては、体が本当に必要としているものを無視した食事にある(P52)

肝機能の低下、消化不良、胃炎、低血糖、腸のトラブルなどは、すべて、食事を改善することによって治る。

甘い物や砂糖を好む人は(P54)

ギスギスした生き方をしている可能性がある。自分に対して厳し過ぎ、自分を価値ある人間だと思えない。何か特別な素晴らしいことをしなければ、自分を認めてもらえないと思い込んでいる。自分がどれほど恵まれているかに気づかず、ないものねだりばかりしている。

歯ごたえのある堅い食べものを好む人は(P55)

自分に対して厳しすぎ、人生は困難なものでなければならないと思い込んでいる。不必要に問題を作り出し、無意味に悩み、苦しみ、額に汗して努力しなければ報われないと思い込んでいる。自分が軟弱で怠け者であることが許せず、自分も周りの人もすぐ批判し、寛大になれない。

あなたの肉体は一種の<乗りもの>である(P61)

車や自転車などと同様、大切にされず、適切な手入れをされなかったら、長く持たないし、能力を全開にできない。
私たちの食べる目的は
・心身の成長のため
・からだを維持するため
・からだの免疫性を維持するため
・種の保存のため

つまり、<楽しむこと>や<食欲を満たすこと>が食事の第一目的ではない。

本当に空腹で、しかもからだが必要としているものを食べたい時、次のように自分にたずねよう(P72)

・舌は何を欲しているだろうか?
・温かいものだろうか?冷たいものだろうか?
・堅いものだろうか?柔らかいものだろうか?
・甘いものだろうか?甘くないものだろうか?

【食事日記の書き方】

空腹以外で食べてしまった場合(P85)

その数時間前に起こった出来事を<関係>の欄に書く。

週末には全体の見直しをする(P86)

その週の記録を全部並べてみると、どんなことに気づくだろうか?どれくらい<空腹>から食べたか、数えてみよう。そうすれば、あなたがどれくらい自分のからだの声を聞いているかがわかる。

自分がからだの声を聞いていなかったことに気づいても、絶対に自分を責めない(P90)

このエクササイズの目的は<自分を知る>ことであり、自分を責めて余計なストレスを感じることではない。

<衝動>的に食べた時は(P90)

記録すべき欄は特に設定していない。<衝動>的に食べるとは、食べ始めたら、際限なく食べてしまうこと。空腹や感情のぶれなどの動機で食べ始め、いつやめたらいいのかわからなくなってしまう。容器いっぱいのアイスクリーム、スナック菓子ひと袋、チョコレートひと箱などを全部食べてしまう。
こうした食べ方は、自分へ愛が足りないことを教えている。心当たりがあるなら、衝動的に食べる前の数時間自分の様子を思い出してみよう。自分を愛することができていなかったはず。そのやりきれなさを食べもので満たそうとするが、お腹が満たされても、心は満たされない。
自分のいいところを認め、ほめてあげさえすれば、心は満たされるはず。

このような衝動に走るのは、自分に厳しく、自分に多くを求めすぎる人。こんな場合には、<関係>の欄に「衝動」と書いておく。

記録は毎日、1日の終わりに書き、1週間ごとに見直すリズムを大切にする(P93)

この習慣は少なくとも3か月は続ける(P94)

そうすることで心の奥にあるものを、しっかりと把握できるようになる。3か月記録をとり、3か月休むという風に、しばらく休んで再開するサイクルを何回か続ける。
そうしているうちに、記録をとらなくても、本当に空腹か、からだが何を必要としているか、という問いかけが自然にできるようになる。

記録を続ける秘訣(P95)

目的が「自分を裁くためではなく、自分をよりよく知るためである」ということを、いつも心に留めておく。

この記録をとる目的はただひとつ、「自分をよりよく知ること」(P222)

日中、「この3枚目のクッキーは食べてはいけない。夜に日記を書くのが恥ずかしいから」と思うようなら、このエクササイズはやらない方がいい。それはコントロールから出た態度だからだ。誰かに見られることを意識して本当に食べたものを書かない場合も同様。
自分をより深く知ることと、今まで意識していなかった未知の自分を発見する喜びを味わうこと。

何もやる気が起こらない時は(P115)

あなたを形づくっている<物質体><感情体><精神体>のうちどれかが、きちんとケアされていない可能性がある。この3つのボディはお互いにしっかり結びついているので、<物質体>の状態が悪いと、<感情体>や<精神体>にも悪い影響を与える。

食事の仕方を通じて学んだことは、他の分野にも応用できる(P125)

「いいえ、結構です」という断り方を使えるのは、食事の時だけではない。どこにでも、自分の思うように周りの人を操作しようとする人はいる。そういう人は、自分が満足したいだけ。そんな時は、はっきり「いいえ、結構です」と言えるようになろう。
要は、あなたが自分に必要なものを感じる力をつけること、そして、それを周りが察してくれるのを待つだけでなく、はっきりと言葉で伝えること。

相手を尊重するということは、その人が必要としているものを否定しないこと(P125)

満腹かどうかを判断する方法(P129)

食事が半分くらい進んだ頃から「まだ、お腹が空いているだろうか?」と自分に問いかけてみる。
「まだ」という反応だったら、少し時間をおいて、同じ質問をする。
この方法を繰り返しているうちに、からだが満たされた時を、感じられるようになるはず。

食べ過ぎてしまった時は、いつ食べるのをやめるべきだったか、振り返ってみる(P130)

「最後の5口が余計だったかしら?ソースをつけたパンかしら?それともデザートを食べるべきじゃなかったのかしら?」という風に。
でも、忘れないで。食べ過ぎたことで、自分を責めてはいけないということを。その罪悪感こそが、食べ過ぎた分を消化・排出する時の邪魔になる。後悔の気持ちをリセットして、次のように意識を持ち直す。
「<物質体>が重く感じられるおかげで<感情体>と<精神体>も重苦しい状態になってしまい、悪い方に考えが行きがちだが、これは一時的なことに過ぎない」

お料理を残すことにためらったら(P132)

それが物質世界を超えて、地球のどこかで必要としている人に届くところをイメージする。私たちの強い願いは、宇宙の波動エネルギーを伝わり、地球上の誰かに受け取られる。

1日に何度も食べる方が、空腹を我慢するよりもいい(P132)

コントロールして回数を減らすより、この方が体重が増えないのは、矛盾するようだが真実。

満腹感を感じる前に食べるのをやめなくてもいい(P133)

満腹感を感じる前にやめてしまうと、またすぐお腹が空くはず。その場合は、ためらわずに食べよう。間食はいけない、と自分をコントロールしない。

受け入れることは、こだわりを手放すこと(P138)

無理をせず、自分を受け入れることができると、きっとすべてが変わってくる。反対に、コントロールしようとすればするほど、事態が膠着して、何も変わらない。

食事の時、ひと口食べるたびにひと呼吸する(P151)

すると、充分食べて、もう食べ終わるべきだ、ということを感じやすくなる。

光のイメージ法(P152)

※著者が自分で食材を選べず、自然食品でないものを食べなければいけない時に使う方法
イメージの中でお料理を光で包み、自分のからだに言う。
「いいものだけを吸収して、悪いものは排出してね」
同時に、この料理ができるまで――つまり、種まきから調理まで――に関わってくださった人たちに感謝する。

自分にとっていいものかを判断するには(P153)

突然、あるものを食べたくなり、しかもそれがあなたの考えでは<からだによくないもの>だった時は、本当にからだに必要なものかどうかを判断する。
まず、しばらく他のことをやって、食べるタイミングを遅らせてみる。その間に、その食べもののことを忘れてしまったなら、それはからだが必要としているものではなかった、ということになる。反対に、しばらく経ったあとでも、まだ食べたいと思うなら、それは本当にからだが必要としている食べもの。その場合はそんな自分を受け入れ、少し食べて楽しむ。
※これは、<よくない食べもの>に関する方法。健康にいい食べものは、本当に空腹の時、なるべく早く食べた方がいい。

目の前にある食べものが、自分にとっていいものかどうか判断するには(P155)

最初のひと口目をよく噛んでみる。食べものが液状になるまで噛んでいるうちに、もっと食べたいと感じたら、それはよい食べもの。反対に、変な酸味を感じたり、嫌な味になったら、それはからだが必要としていない食べもの。
そうすれば、そのあとで、なぜ食べたいと思ったか、その奥に隠れている感情レベル、精神レベルの問題を考えることができる。

アイスクリームをやけ食いしたくなったら(P157)

もし、からだが必要としているからではなく、うっぷんを晴らすために食べていることを自覚しているなら、気がすんだところで、全部なくなる前にやめることができるだろう。ほんの少しの間自分を甘やかしてあげよう、とはっきり自覚しているからだ。
さらに、からだに対して次のように言えば、このアイスクリームは、からだに対して何の害も及ぼさない。
「あなたがアイスクリームを必要としていないことは、ちゃんとわかっています。だから、申し訳ないけど、私に対して寛大になって、できるだけ早く、このアイスクリームの成分を排出してね。感謝します」

<感情体>は、日々の生活の中で明確な目的を必要とする(P208)

朝、目が覚めた時にすぐ取り組みたいようなことがあれば、あなたの<感情体>は幸せ。休むことなくエネルギーを作り出し、あなたを生き生きとさせてくれる。

<精神体>が必要とするのは、脳を刺激する新しい知識や、いつも生き生きとしていられるような経験(P208)

この<精神体>によって、私たちは考え、分析し、段取りを立てる。記憶を保持するのも<精神体>の役目。<精神体>はまた、常にポジティブな思考をし、今という瞬間を生きることを必要としている。
1日を終えるに当たり、その日に新しく学べたことに感謝すれば、あなたの<精神体>が充分に栄養を与えられたことが実感できる。