毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『生産性』メモ

成長とは「生産性が上がる」こと(P76)

成長する=生産性が上がるとは
1.今まで何時間かかってもできなかったことが、できるようになった
2.今まで何時間もかかっていたことが、1時間でできるようになった
3.今まで1時間かかって達成していた成果よりはるかに高い成果を、同じ1時間で達成できるようになった
4.2や3で手に入った時間が、別の「今までは何時間かけてもできなかったこと」のために使われ、1に戻る
というサイクルが繰り返されることです。

定期的な業務仕分けの価値(P145)

組織の生産性向上に特に効果的なのは、定期的に不要な仕事を洗い出す“業務仕分け”を導入することです。10時間以上かかる仕事を半分の時間で終わらせるには投資やスキルアップが必要ですが、不要な仕事をやめるのは、ノーコストで即日効果が出るうえ、生み出せる時間も長く、生産性向上の効果が大きいのです。

インプルーブメント(改善)とイノベーション(改革)を使い分ける(P158)

3%の生産性向上はインプルーブメントによって達成すべき目標で、3割の方はイノベーションによって達成すべき目標です。
製造現場であれば、3%の改善のためにはラインの作業手順を見直し、3割の生産性向上のためには、設計自体の変更を行います。部品についても、3%なら原料調達先の変更で実現できるでしょうが、3割となればまったく新しい素材を開発・採用するなど、イノベーションが必要になります。それと同じことが、企画や事務部門でも必要です。

「決断できるマネージャー」とになるための訓練(P164)

参加者がこのRPG研修から学ぶべき最も大切なことは、「マネージャーの仕事とは、トレードオフが存在する状況において決断を下すこと」だと理解することです。
ゲーム中に現れる選択肢は、どれかひとつが正解で、残りが不正解と分かれているわけではありません。「どちらも正解であり、どちらも完璧ではない」という選択肢が複数提示され、その中からどれを選ぶかという意志決定の練習なのです。
(中略)
これを学んでおかないと、マネージャーになったあと、決断すべきタイミングを迎えているのに延々と複数の選択肢のメリットとデメリットを分析し続ける「決められない管理職」になってしまいます。