毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「女」をやめる鍵は「自分はどうしたいか」☆☆☆☆

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女子の人間関係
サンクチュアリ出版 (2017/06/16)
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いつも本を貸していただいている、知人の本棚で見つけた本。
昨年後半、ほぼ全員女性という職場で人間関係の問題が続き、一番信頼していた人が辞めるという事態になった。
ますますやりにくくなる環境で、何か今後ヒントになることがあればと思い読んでみた。
とても斬新な切り口で、学びの多い本だった。


◆目次◆
1 なぜ「女の敵は女」なのだろう
2 比べたがる「女」との関わり方
3「敵」「味方」を作りたがる「女」との関わり方
4 ママ友、社宅…「社会的な仕事」としての「女」との関わり方
5「形ばかりのつながり」を求める「女」との関わり方
6「自分は自分、他人は他人」ができない「女」との関わり方
7 演じる「女」とのつき合い方
8 恋愛すると変わってしまう「女」とのつき合い方
9 自分の中の「女」を優しく癒してあげよう

女の敵は女」というような、嫌な面のことをこの本では「女」とカッコつきで表現している。
「女」ではない人は、シンプルに女性、と書いてある。
「女」をやめて、女性として生きていきましょう、というのがこの本の趣旨。

ただし、「女」というのは残念ながらどこにでもいる。
自分がうまく「女」をやめて女性になったとしても、「女」とのつきあい方がむずかしい。
そのあたりをシチュエーション別にていねいに書いてあるのも実践的だ。


著者は、問題の根は女性が「男性から選ばれる性」だった歴史にあるという。そして、それは現代にも受け継がれているそうだ。

「女」が「選ばれる性」である限り、選ばれる人がいれば、選ばれなかった人が必ず存在するわけですから、誰かが選ばれたということは、他の「女」にとっては傷つく体験になり得ます(P27)。

選ばれようとすることは、外見に依存することになり、常に他者と自分を比較することになり、自分を失うことにつながる。
そうしてついた傷が「女」にしてしまうのだ、という内容は説得力があった。

だから、「女」につきものの陰口も、「女」が自分の傷ついた心を慰め合っているのだと考えれば、悪いものと思わずにすみ、ただ聞いてあげれば「女」が癒されるのだそうだ。


その一方で、自分が「女」をやめるには、「どうすれば好かれるか」を「自分はどうしたいか」に変えることが大切だという。

 そのためには、まず自分から、「誰が選ばれるか」というサバイバルゲームを降りてしまう勇気を持ちましょう。もちろんこれは魅力的な女性であることをやめるという意味ではありません。物事の判断の軸を、「どうすれば好かれるか」から「自分はどうしたいか」に変える、ということです*1

選ばれるために、選ぶ側に基準をゆだねていたのを、自分軸に変えていくのだ。

ただ、自分だけが「女」をやめても、周りが「女」だと巻き込まれそうだし、ひどい時は足を引っ張られかねない。
それでも、相手の「女」を刺激することなく、「女」ではない女性として居続けることで、結果的に相手の「女」を癒すことにつながるそうだ。難易度は高めだが、「敵でも味方でもない公平な人」ポジションを取り続けて信頼関係を結べれば、「敵か味方か」と神経をとがらせずに付き合えるので、「女」にとっても楽な存在になれるのだろう。


この本と前後して読んだ、『アリーテ姫の冒険』に出てきた“王子様に選んでもらうためには美しくなければならない。賢い女は選んでもらえない”という呪縛がそのまま書いてあったので驚いた。その結果、「女」が量産されるのだ。
アリーテ姫はそれをあっさりと超え、自分らしい生き方を選び取ってゆく。その姿が痛快に見えるのかもしれない。

「自分軸」を取り戻したい女性に、特におすすめです。
私のアクション:「ちょっと変わった人」*2ポジションを狙う
■レベル:破 視点が斬新なので 

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読書日記:『自己肯定感、持っていますか?』
※『アリーテ姫の冒険』のブクログレビューはこちらです


以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:引用ページ不明です。すみません

*2:この本では、「女」をやめる方法のひとつとして勧めています。くわしくはメモをご覧ください