『「すぐやる人」の読書術 』と同じ、塚本亮さんの本。
家族が「面白そう」といって借りて来たのを読ませてもらった。とても中身の濃い、いい本だった。
◆目次◆
はじめに
第1章 すぐやる人とやれない人の読書術
第2章 すぐやる人の読書術グランドルール
第3章 本を読んで「動く」
第4章 「シェア」で成長を加速させる
第5章 将来、すぐやるために「あつめる」
第6章 1日1冊読む!習慣のつけ方
第7章 行動につながる!本の選び方
おわりに
- 「自分は間違ってなかった」のために読むと成長しない
- 速く読むコツは「スキミング」と「スキャニング」
- ヒントが見つかったら即行動!
中でも刺さったのは「やれない人は自分は間違ってなかった、と思うために本を読む」という言葉。
「すぐやる人は、自分の価値観を壊してアップデートするために本を読む」のだそうだ。
「やっぱりそうだよね、うんうん」とつい確認して安心しがちだが、自分の考えと同じところばかり読んでいても成長しない。
「読むのに時間がかかる本は、新たに得ることが多い本」という言葉も気づきだった。そう思えば、なかなか進まない本もモチベーションを維持できそうだ。
限られた時間で本を読むコツは、スキミングとスキャニング。
著者はケンブリッジ大学留学中に、課題でたくさんの本を読む必要があった(当然英語)。全部読んでいたらとても間に合わないので、必要なところだけピックアップして読むスキルが磨かれたそうだ。
…飛ばし読みしながらでも自分が探していた答えのヒントを見つけるために読書します。だから読むのも速いのです。
さらに、大学受験時に現代文を読みこなすために、出口汪さんの本を読んだことも役立っているという。
文章には構造があり、それをわかっていれば本当に必要なところだけを読むことができるそうだ。
インプットしたものを身につけるにはやはりアウトプット。著者はインスタグラムへの投稿を続けているという。
このほかにもシェアのコツや、「ノート術」とからめた思考の深め方などが書いてあり、すぐ取り入れられる方法がたくさん紹介されている。
著者は「本を最後まで読む」ことよりも「これだ!と思ったら即行動する」ことを大事にするよう勧めている。
たとえばビジネス書を読んでいて「これは使える!」と脳にスイッチが入ったならば、そのための思考の流れを止めないようにすぐに本を閉じ、考えを深めていきます。そしてその考えをどんどん書き出していって、徹底的に具体的な行動につなげることに集中します。
個人的にやってみたいと思ったのは、情報の集め方。
著者は名言などを意識して集めているそうで、Gmailにすべて送っているのだそうだ。読書記録用の専用アカウントを作っているほど。
メールなら、出先からでもすぐ送れるし、引用箇所も音声入力すれば簡単だという。Gmailならどこでも見られるし、検索も速い。
――「すべての情報はGmailで管理する」というのは、最初は勝間和代さんの本で見た記憶がある。おそらく樺沢紫苑さんの本にも出ていたのではないだろうか。
「なるほど、やってみよう」と思うまでにこんなに時間がかるのか…と唖然としたが、心底いいと思わなければ動けない。今がタイミングだったのだと思い、行動しよう。
「読んで行動し、身につける」という一連の流れが自然に学べます。
読書で自分を成長させたい人、読んではいるけどなかなか自分のものにならない、という人は必読です。
私のアクション:引用などのメモ用にGmail専用アカウントを作る♪
■レベル:守
【参考】著者が勧めるビジネス書10冊
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
book.yasuko659.com
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