毎日「ゴキゲン♪」の法則

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『アウトライン・プロセッシング入門 アウトライナーで文章を書き、考える技術』メモ  

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とりあえず、アウトライナーを「アウトラインを利用して文章を書き、考えるためのソフト」だと定義しておきましょう。そして「アウトラインを利用して文章を書き、考えること」がアウトライン・プロセッシングです(184)

書いているうちに最初のアウトラインがまずかったとわかれば、その時点でアウトラインを修正できます。アウトラインを修正すれば本文全体が連動して組み変わります。 アウトラインを常に確認できるので、今どのあたりを書いているか、足りていないものは何かというバランスが視覚的につかめます(344)
そして何より、いつでもアウトラインを組み直せるという感覚が思考の萎縮を防ぎ、自由にのびのびと書くことを可能にしてくれます(349)

もう一方のアプローチがボトムアップ型です。トップダウンとは逆に、構成のことなど考えず、思いつくまま好きなように書いていき、後からアウトラインを組み立てていく方法です。文章であれば、章立てではなく本文から書いていくイメージです。 書き出した内容のまとまりごとに見出しを立て、構造を確認します。見出しがいくつか立ったらグルーピングして、さらに上位の見出しが立てられないか考えます。いくつかグループができたら流れを考えながら並び替え、アウトラインとして組み立てていきます。これはアウトライナー以前の時代にはカードなどを使って行われていた方法です(371)

トップダウンとボトムアップを「シェイク」する

実際のアウトライン・プロセッシングでは、よほど単純な、あるいは小規模なアウトプットでないかぎり、トップダウンやボトムアップのみで作業が完結することはありません。人間の思考はもっとずっと複雑です。紙の時代のアウトラインがうまく機能しなかったのはこのためです。 実践的なアウトライン・プロセッシングは、トップダウンとボトムアップを相互に行き来する形で行われます。トップダウンでの成果とボトムアップでの成果を相互にフィードバックすることで、ランダムに浮かんでくるアイデアや思考の断片を全体の中に位置づけ、統合していきます。 私はこのプロセスを「シェイク」と呼んでいます。行ったり来たりしながら「揺さぶる」からです(380)

無理に完璧なサマリーを作ろうとすると、トップダウン型にこだわったアウトライン作成と同じことになるので注意が必要です。欲しいのは「完成品」の内容ではなく「当面の仮説」です(610)

アウトラインを操作する段階で完成品の見出しを意識すると、見出しになりきれない細かいアイデアの断片をうまく操作できなくなります。初期の段階では、断片の多くはまだ位置づけがはっきりしていないからです(1,235)

「流れていくもの(フロー)をキャッチして仮に体系化するための道具」というのが、私の理解に最も近いものです(1,467)

アウトラインは常に「仮のもの」です。アウトプットとは、仮のアウトラインのある瞬間のスナップショットです。だからこそ、自由で柔軟で速いのです(1,477)