「どんなことでも1万時間練習すれば天才になれる」としても(P17)
その少数の「天才レベル」に到達するために欠かせないのが「習慣力」であり、ほとんどの人が持ち合わせていないのも「習慣力」
PDCAのはじめの一歩は「記録するだけ」(P90)
PDCAといえば「反省して改善」がメインテーマと思われがだが、あまりにこれを意識しすぎると、すぐにイヤになってしまう。
むしろ、無意識のうちにやってしまっていることを記録するだけにとどめるあたりが現実的。
スキルアップに関する事は、PDCAサイクルを回すという形式に統一できる(P96)
技術トレーニングは記録の対象にできる
悪癖から習慣の改善へと連鎖反応を起こしたければ(P118)
とにかく「ついやってしまうこと」を記録しまくり、無意識で何をしているかを「発見」することが必要→やっていることの記録をとる
禁止系(=悪習慣から脱するための習慣化)をダメにするのはズバリ、ストレスの絡んだスイッチ(P41)
禁煙や禁酒が失敗するのは、ストレスが心の負担になっている時、喫煙者の姿やビールのCMを見るせい
悪癖というものは、ストレス抜きには存在しない(P132-134)
悪い習慣というのは、ストレスがなければなくなってしまうもの
いつも朝起きてすぐにTwitterを見てしまって目が痛くなるけれど、まぁこれくらいは我慢できなくない、と簡単に妥協しているようなところをことごとく変えていくとトータルのストレスが驚異的に減る
習慣は、無意識の技術(P78-79)
習慣化された無意識の行動というのは、もっと原始的な脳の担当
訓練を習慣化すればあっという間と言っていいくらいの速度で、必要な技術の記憶が大脳基底核のような部分に「移される」。いったんそこに記憶が書き込まれたら、ほぼ「頭を使うことなく」なめらかに何でもできるようになる
習慣化したいことややめたい悪癖があるなら、注目すべき数字を見つけ出す(P129)
それができてしまえば、習慣化は8割がた成功したも同然
→著者は「深い睡眠」の数字に注目するだけで、質の改善に成功
「体重測るだけダイエット」なども同じ効果を狙ったもの