【お断り】内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください
■どんなに目的地が明確になっていたとしても、「そこにたどり着ける自分である」という自己評価が伴っていなければ、つまりは、「◯◯したい」と思うだけでなく、「◯◯したい。その能力が自分にはある」という自己評価がなければ、「行動」することはできません。
逆に自己評価が伴っていれば、「◯◯したい。そして、◯◯できるだけの能力がある。それなのに、まだそうなっていないのなら、△△の努力をしてみよう。□□の行動をしてみよう」と、 自動的に行動を起こすようになります(989)
■「今この瞬間」を「今のままの自己評価」ではなく、「未来の自分の自己評価」で生きることがポイント です。
私自身も「未来の自分を生きる」という言葉で心を強く保つよう意識していました。これはまさに「今」を「未来の自己評価で生きる」という意味です(1041)
■「自信の生まれ方」には2種類ある(1879)
1つ目は、自分でやろうと決めたことが「できた」という経験をした時です。
重要なのは「(できた物事の)大小を問わない」ということです。どんなことでも、どんな 些細 なことでも、自分でやると決めたことが「できた」という経験を積み重ねることで、自信が生まれます。
自分で決めたことを自分で「できた」と認識することがポイントです。
(中略)
自分で決めたことを「できた」と認識するためには、普段から細かくタスクを書き出して、できたら(タスクが完了したら)、「できた!」と声に出してそのタスクを棒線で消す、という方法が効果的です。
2つ目の自信の生まれ方は、次のような過程を経ます。
・できることが増えて自分を好きになる
↓
・自分を知る
↓
・自分を愛する
↓
・自分の未来を描く
(中略)
自分の過去を自分で許すことができ、今の自分を尊敬し、そして未来の自分に期待を持つことができる。それが「自分を愛する」 ということです。
そして、「自分を愛する」状態で描いた未来に対する「この未来を自分なら実現できるはずだ」 という思いで、自信が生まれるのです。
■自己効力感によって生まれる1つ目の自信を「一次自信」とし、未来を描くこの2つ目の自信を「二次自信」とするのであれば、二次自信は、一次自信によるしっかりした自己効力感の土台がないと、たどり着くことはできません。 言い方を変えれば、「できた」を積み重ねることで未来が描けるわけです(1902)。