毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]HSPHSSあるある50選☆☆☆

HSPHSSあるある50選

HSPHSSあるある50選

去年、自分はHSPなのではないか?と思っていろいろ調べていた時にたどり着いたのが、この本の著者・HSP才能開発サポーターなおさんのサイト

面白くて読みあさっていると、本が出ていることを知りました。
Kindle Unlimitedを始めたら読みたいとリストに入れたままになっていたことに最近気づき、やっと読めました。

ありそうでない本でした。


  • 「飽きる」のは極めた結果
  • 「がんばらない」くらいでちょうどいい
  • 直感を信じよう



※本の目次は長いので最後に載せています

HSPHSSとは

HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、「ひといちばい繊細な人」のこと。HSPを提唱したエレン・アーロンさんによると、およそ5人に1人はこの気質を持つとされています。

HSSはHigh Sensation Seekingの略。HSPHSS*1とは、HSPではあるものの飽きやすかったり刺激を求める、外向的な傾向のある人を指すそうで、HSPの約30%に該当します。

つまり、HSPHSSは人口の約6%しかいない、ちょっと珍しい存在と言えそうです。
www.sankeibiz.jp

HSPHSSかどうか、この本ではわかりません

いきなりで恐縮ですが、「自分はHSPHSSなのかどうか?」と悩んでいる人が読む本ではありませんでした。
なぜなら、この本の中にそれをチェックするテストなどは一切ないから。


私はこの本で診断できるのかな、と期待して読んだので、肩すかしをされた気持ちになりました。
この本を読むスタートラインに立つために、参考までに私が得た情報をまとめておきます。


HSPHSSについてわかりやすかったのはこちらのサイトです。
kandouya.net


HSPHSSの診断ができるのは、なおさんもご自分のサイトで書かれていますが、HSPを提唱したエレイン・アーロンさんのテストだけのようです。
hspjk.life.coocan.jp
※日本語です
いろんなサイトに診断テストとして載っているのは、少し表現が変わっていたとしてもほぼこの内容でした。


私はこのテストだとHSSには該当しません。
ただ、HSPHSSに関する記事を読むと、何となく当てはまっている気もします。


ネットで探し回ったところ、オリジナルのチェックテストを掲載しているサイトを発見。
hsphsslabo.com

こちらではバリバリに当てはまりました。


エレイン・アーロンさんのテストで当てはまらないという結果になっても、いくつか記事を読んでみて
「もしかしてそうかも?」
と思ったら、この本を読んでみるといいと思います。

グレーゾーンですが、「自分は当てはまっている」という前提で読みました。

HSPHSSが生きやすくなるための本

この本が書かれたきっかけは、なおさんがHSPHSSの人たちに会った時、口々に
「HSP向けの本はたくさんあるけど、HSPHSS向けの本がない」
という悩みを聞いたからだそうです。

そこで、該当者であるなおさんがご自身の体験や、たくさんのHSPHSSの人たちから聞いた内容をまとめたのがこの本。

HSPHSSの傾向を自分の欠点としてとらえている人が多いと思いますが、この本を読むと
「これでいいんだ」
「欠点じゃないんだ」
と思えるので、ホッとします。

飽きるのは極めた結果

中でも、一番うれしかったのがTwitterでも引用したこちら。

飽きてやめたものの個数は、あなたが少しでも身につけて、これから生涯役に立てられる可能性のあることです。
またなにかに飽きたときは、「わたしったら本当に多才ね。また極めたのね!」と自分を褒めてあげましょう(118)。

転職も多く、何かにハマっては飽きるを繰り返すのが「HSPHSSあるある」。
でも、そのつど何かをつかんでいるので、それが役に立つ日がくるのだそうです。

そう思えただけで、この本を読めてよかった!と思いました。

「がんばらない」くらいでちょうどいい

HSPHSSの人は、ほぼ全員ががんばり屋さんなのだそうです。

その一方で、疲れやすい。好奇心旺盛に動き回っていると、知らず知らずに体力の限界を超えてしまうこともしばしば。
エネルギーを使い果たしたことでうつっぽくなったり、うつを発症してしまうこともあると言います。

そうならないために、「がんばらない」と思っているくらいで「適度にがんばっている」状態になるのだとか。

「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」といわれるHSPHSSには大切な「自分を守る秘訣」です。

直感を信じよう

もうひとつ、印象に残ったのはこの部分でした。

HSPHSSさんが人生でするといいことってたったふたつ…。  
ひとつめは直感に従うことで、やりたい!と心から思うものだけやり、いやな感じがするものは断る。  
ふたつめは心身が心地よい状態を保つ。  
そのふたつだけをしていれば、本人の思ってもいなかったような壮大な人生が勝手に展開されていきます(810)。


最近気づきました。
失敗する時って、圧倒的に自分の直感を無視した時だ、ということに。

幽かに頭をかすめる程度の、何かをキャッチしたような感覚を、
「いやいや、そんなことないって」
と常識が否定してしまうのですが、そういう時はたいてい先にかすめた感覚の方が合っていました。

そういう時は、よりいっそう悔しくなります。

この本を読んで、頭(=常識)で考えて何か変だな、と思ったとしても、ひらめいたら直感に従ってみることにします。

まとめ

すべてが当てはまるわけではありませんが、複雑でつかみにくい自分の性格が少しわかるようになった気がします。

何より、
「これはHSPHSSの特徴。これでいいんだ」
と思えたことは大きい。

欠点ではなくて、考え方で長所にもできる、と前向きな気持ちになれました。


飽きっぽい、好奇心旺盛なのに疲れやすい人。あなたもHSPHSSかもしれません。
「あるある」が50+おまけで2つ並べてあるだけなので、定価で購入するのはやや賭けになりますが、Kindle Unlimited会員の方はぜひ読んでみてください。

私のアクション:飽きたら「わたしったら本当に多才ね。また極めたのね!」と自分を褒める
■レベル:守 


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
book.yasuko659.com

本の目次

1同じ気質の仲間に会うとものすごい共感・一瞬で仲良くなる
2「外に出る」と「引きこもり」を繰り返す
3多趣味
4飽きる
5ヒトカラが好き
6ライブ好きが一定数いる
7音楽・楽器をやりがち
8習い事をたくさんしていた人も多い
9部活を頑張っていた人が多い
10総じて、頑張り屋さん

11まとめ役として上に立つ人も多い
12友人の変化サイクルが速い
131人HSPHSSがいると周りにものすごいいる
14変革!チャレンジ!的なものに集う
15やりたいことへの行動が秒
16いっぱいいっぱいになりやすい。「もう無理!」
17ライングループやSNSを断捨離する
18ビジネスは急拡大
19人を繋ぐのがうまい
20人に好かれる

21年上と年下に好かれる
22なにかの紹介がうまい
23アドバイスが超的確
24この人の一声で人が動く
25エネルギーの発散先が必要
26完璧主義
27自分に厳しい
28職歴が豊富
29同じところに通うのがつらい
30大移動が多い

31天才が多い
32HSPHSS男性は女性のオアシスになりがち
33HSPHSS女性、限界まで我慢して長文を送りつけやすい
34自己投資にたくさんお金を使う
35独立志向の人が多い
36海外好き、語学好きが多い
37いいことしがち
38マシンガントークして目の奥が痛くなる
39アクティブに見られがちだが、けっこう1人でいる
40接客によくいる

41HSPHSSだと知ってものすごーい納得
42一定数いる、自分がそうだと気づかないHSPHSSさん
43交友関係の法則
44大学でもっともアクティブ
45ペットといる率が高い
46人生で一回はうつになる、うつっぽくなる人が多い
47社会人になってからHSPらしさが出る
48新しいものを作る時に輝く
49素敵な人からの影響を超受けられる
50勇敢!あなたの生き方が周りを励ます
(おまけ)51人生をすぐに変えていける、特にHSPHSSどうしで出会う時
(おまけ)52ダイナミックでドラマティックな人生

*1:一般的には「HSS型HSP」とされることが多いですが、この記事では本に合わせてHSPHSSと書きます