毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

『身体が「ノー」と言うとき』メモ  

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ストレスというのは、必ずしも人が思っているようなものではありません(P121)

戦争だとかお金を失ったとか誰が死んだとか、そういう外的なストレスではなく、他者に合わせざるを得ないという内的なストレスがあるのです。がんやALSや多発性硬化症や慢性関節リウマチやその他もろもろの病気は、自分を一個の独立した人間と感じることのできない人々に起こるように私は思うのです。感情のレベルでは…彼らは独立した自我意識に乏しいのです。本当の自分というものを持たないまま、彼らは他人に合わせて生きているのです。

あなたはエネルギーのほとんどを、人の面倒をみることに使い切っているんです(P385)

そして残った少しばかりのエネルギーも、大部分は自分を責めることに使っている。それだけご自分に厳しくしていれば、そっちにずいぶんエネルギーを取られていますよ。

多くのがん研究にいちばん共通してあげられているリスク要因は、感情、特に怒りに関わる感情を表現できないこと(P150)

それは単独で作用するのではなく、それに伴うことの多い他のリスク要因――絶望感や周囲からの支援の欠如など――と一緒になって作用する。「ネガティブ」な感情を感じない、あるいは表現しない人は、たとえ友人に囲まれていても孤立してしまう。本当の自分が見えていないからである。絶望感は、心の深い部分でいつも自分に正直になれないために生じる。さらに絶望感は無力感につながる。何をやっても同じだという気になるからである。

“強くなければならない”という心の底にひそむ思い込みは慢性疾患を持つ多くの人に共通する特性(P334)

で、一種の防衛と言える。両親から精神的な支援を得られないと感じている子供は「自分は何でもひとりでてきる」という態度を身につけざるを得ない。そうしなければ両親に拒絶されたと感じてしまうからである。拒絶されたと感じないですむひとつの方法は、決して助けを求めないこと、決して自分の弱さを認めないこと――自分は何があってもひとりで耐えられるほど強い、と思い込むことなのだ。

本当のポジティブ思考は、あらゆる現実を認めるところから始まる

そこにいたるには、たとえどんな真実が出てこようとそれを直視できるという、自分に対する信頼感が必要なのである。

…無理やり楽観主義者になろうとするのは、不安に直面しないために不安を封じ込めるためのひとつの方法である。その種のポジティブ思考は、傷ついた子供が身につける対処パターンである。それに気づかず、傷ついたまま大人になった人は、子供の頃の自己防衛手段の名残を一生持ち続けることになる。

治療のためには、ネガティブに考える勇気を奮い起こさなければならない。私の言う「ネガティブ思考」は、現実主義(リアリズム)を装った暗くて悲観的な考え方ではない。それはむしろ、何がうまく言っていないのか考えてみようという姿勢なのである。バランスを乱しているのは何だろう?私は何をないがしろにしてきたのだろう?私の身体は何に対してノーと言っているのだろう?こうした問いかけをしない限り、私たちのバランスを乱しているストレスはいつまでも隠れたままなのである。(P351-352)

ネガティブに考える勇気を持てば、ありのままの自分を見つめることができる(P368)

ネガティブ思考は、自分はどんな環境で育ったのか、自分がその環境をどう認識したためにこれらの行動特性を身につけたのか、ということを理解する上で役に立つのである。精神的に消耗させられるような家族関係は、退行性神経疾患からがんや自己免疫疾患まで、ほとんどすべての深刻な疾患のリスク要因とされている。ネガティブ思考の目的は決して先祖や親や配偶者を責めることではなく、健康に害を及ぼすことが証明されている誤った思い込みを捨てることなのである。
「ネガティブ思考の力」を手に入れるためには、バラ色のメガネをはずさなければならない。大切なのは人を責めることではなく、自分の対人関係に責任を持つということである。