簡潔でムダのない文章を書くためのコツ(P139)
1.まずは勢いで書いてみる
2.書き終えたら、無駄がないか見直す
3.無駄な部分を省く
書評家としての視点(P73)
1.読者は、何に興味を持っていて、何を知りたいのか
2.読者が知りたがっていて、でも知らないことは何か
3.多くの読者は、(仕事において、プライベートにおいて)どのようなことで悩んでいるか
4.どのような情報に、それらを解決する力があるか
5.そのトピックスに対し、個人的に関心を持てるか
6.そのトピックスに共感し、多くの人に広めたいと思うか
読まれる書評を書く人の視点(P162)
・(どこまで“個”を押し出していいかなど)自分がいる位置や役割をきちんと理解している
・ 想定した読者のニーズを少しでも満たせるような文章を書きたいという意志を持っている
・ 世の中の流れを最低限でも把握している
・ プロフェッショナルの仕事として自分の文章を俯瞰することができる
書評を書くことで自分の考えが改めてわかる(P75)
本を読み、その内容をどう伝えようかと考え、文章にする過程…を繰り返すことによって、自分が何を考え、何に関心を持ち、何を知りたくて、何に興味がないかなどを改めて認識することができる
「簡潔で読みやすいが、誰にでも書ける文章」と「文章は下手だけれど、その人にしか書けない文章」で評価が高いのは後者(P121)
その人らしさが表れていることが一番重要。
文章に多少のアラがあったとしても、「伝わってくるんだから、それでいいや」と思わせてくれる。それどころか、ガッチリ心をわしづかみにするのです。すなわちそれが、人の心を動かす文章。それこそが、電化製品の取扱説明書の文章との違い