毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]感情のメッセージに気づくと、人間関係はうまくいく☆☆☆☆

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【相手との心の距離は、自分で自由に決められる】



  • ポイント1 距離感は人によって変えていい!
  • ポイント2 嫌な人にはタイパ重視
  • ポイント3 ネガティブ感情は「ギフト」

◆目次◆
第1章 幸福のカギは、「感情と心の距離」にある
第2章 距離を置きたい、嫌な人への対処法―「関わりたくないけど、そうもいかない」遠い距離
第3章 好かれなくていいけど、嫌われたくもない人への対処法―「波風立てず、いい印象をキープしたい」穏やかな距離
第4章 仲良くなりたい、気に入られたい人への対処法―「好かれたい、心地良い関係でいたい」良好な距離
第5章 心の距離を縮めたい、心を動かしたい人への対処法―「関係を深めたい、発展させたい」縮めたい距離
第6章 本当の幸せで結ばれたい人への対処法―「信頼と愛情で深くつながり、心理的安全性のある」幸せな距離

読んだきっかけ

ツナグ図書館の活動を通じ、著者・神谷海帆様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。

こんな本です

著者の神谷海帆さんは、「感情コンサルタント」として活躍中の方。
ネガティブ感情をポジティブに変換する、という素晴らしい手法で、たくさんの方を笑顔にされているそうです。

この本では、「相手との心の距離」ごとに、どんなふうに対処すればいいのかが学べます。
さらに、ネガティブ感情をポジティブに変換するワークも載っています。

人間関係の悩みが軽くなり、自分自身との距離も近くなれそうです。

※この記事では、人間関係の悩みに多い「距離を取りたい人とのつき合い方」を中心に取り上げましたが、「もっと距離を縮めたい人」のケースも紹介されています。
興味のある方は本をご覧ください。

ポイント1 距離感は人によって変えていい!


※画像はAmazon該当書籍ページよりお借りしました

もうこれだけで、この本を読んだ価値があると思いました。
なぜなら、「すべての人と等しい距離でつき合わなければならない」と思っていたからです。
――そもそも、そういう意識すらなく、この本を読んで初めて
「えっ、変えていいの?」
と衝撃を受けた、というのがより正確かもしれません。


上のマトリックスに自分の周囲にいる人を分類する。
そして、それぞれのエリアにふさわしいつきあい方に変える。

分類するだけでも、かなりスッキリしますよ。

ポイント2 嫌な人にはタイパ重視

関係を切れないからこそ、なんとかしようとします。しかし本心では嫌いな人なので、自分がめちゃくちゃ努力するのも……疑問と疲労感でいっぱいになってしまいます。自分の大切な時間を使うことに対しても、怒りや悔しい気持ちも湧いてきます(P41)。

だからこそ、ムダな動きはやめ、タイムパフォーマンスを意識する。
必要最低限の行動で結果を出す。
相手のためではなく、自分のために動くと決める。


さらには、やや高度な「心の中でマウンティング返し」や、相手をよく観察して弱みを握り、心の中で優位に立った上で「さすがですね!」とほめる、という方法も。


距離をとってもいい、マウントされたらやり返してもいい(ただし基本は心の中で)、へりくだってほめるのではなく、心の中では「上から目線」をキープする。
これは舐められないため、さらには各種ハラスメントから身を守るためにも必要だと感じました。

ポイント3 ネガティブな感情は「ギフト」

感情コンサルタントである著者が本領を発揮しているのがこちら。

人間関係でネガティブな感情が湧き上がってきた時、それは相手との問題だと考えてしまいがちですが、実は「目の前の相手が本質的な原因ではない」そう。

「その感情を、今なぜ感じているのか?」「その感情は、そもそもどこから来ているのか?」を知ること、つまり感情を読み解くことが大事(P195)

表面的な解決ではなく、問題を根本的に解決するのが「感情を読み解くこと」なのです。


ワークも紹介されています。
まずは、どんな感情が出てきても、それを一旦受け止める。寄り添うようにしましょう。


落ち着いたところで、自分に質問します。
質問はたった2つ。

質問1 「なぜ?」
質問2 「どこから?」
(中略)
今感じているネガティブ感情について「なぜ感じるのか?」「その感情はどこからくるのか?」を考えてみるのです。この質問を2回か3回ほど繰り返すことで、「悩みの本質」にたどり着くことができます(P198)。

悩みの本質とは次の3つのどれか、または組み合わさったものだそうです(3つ全部の場合も)。

悩みの本質の正体1 才能、自分の本質
悩みの本質の正体2 制限的な考え方、過去の痛み
悩みの本質の正体3 愛(P199)

何が正解かは、あなたが「なんとなく、これかな?」と感じたもので大丈夫。


自分でやるワークなので限界はあるかもしれませんが、ある程度気づくことはできそうです。
そして、「ネガティブな感情」は自分の中にある問題に気づかせてくれるものなので「ギフト」。

「ネガティブな感情」こそ、自分を変えるヒントなのです(P207)。

それがわかれば、「ネガティブな感情」が湧いてきても、もう嫌な気持ちにならずにすみそうです。

こんな人にオススメ

具体的に「距離を置きたい人」「距離を縮めたい人」がいる方におすすめです。
私のように人間関係で仕事を辞める前に、ぜひ読んでほしい1冊。

レベル

 「心の距離別マトリックス」は斬新です

私のアクション:ネガティブな感情が浮上したらワークを試す



※この本のメモはありません


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