毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「人間関係」の悩みを解消すれば、人生の課題がクリアできる☆☆☆☆

知人の本棚で見かけた本。
職場でまた人間関係についていろいろ考えるようになったので、タイムリーかなと思って読んでみた。
生き方について改めて考えてみる、いいきっかけになった。

 

◆目次◆
プロローグ 感情、考え、言葉、習慣――人間関係を好転させるシンプルな法則
1章 相手を思いやる「想像力」をつける――人間関係を「面倒くさく」しないために
2章 「自分らしく」生きる――ハートに「裏表がない」人は共感される
3章 「分かち合い」の心を大切にする――「ひたむきな心」が人を動かす
4章 こんな「態度」をとっていないか――「困ったあの人」にも理由がある
5章 「感情」を味方につける――“振り回される”より“賢く手なづける”
6章 “相手の地雷”をうっかり踏まない――あなたも知らないうちに“困った人”になっていた?
7章 この「ひと言」で相手の心を動かす――「6つのマジック・ワード」で対人関係が変わる
まとめ 「いつも好かれる人」になる17の心得
エピローグ 人に好かれることはとても大事 人を好きになることは、もっと大切

本田さんによれば、人生の悩みのほとんどは人間関係の悩みなのだそうだ。

(前略)
「自分のことを理解してもらえない」
「相手のすること、考えが理解できない」
ということです。そして、私たちの充足感、幸福感も、基本的にこの二つの感情、思いから生まれます(P2)。

つまり、それが解決できれば、人生の悩みのほとんどが解決されることになる。

 

本田さんがすすめるのは「ねぎらいの言葉を惜しまない」こと。
これが、「人間関係の貯金」になるという。
日本人は一般的に、パートナーに対して自分の気持ちを伝えるのがヘタだと言われるが、わかってくれるだろう、言わなくても伝わっているだろう、とここを惜しむと、あっという間に貯金は底をつくという。
この人は何を言ったら喜ぶのか、報われたと感じるのかをよく観察し、ほめ言葉を探す、というのはさすが、若い頃から経営者など一流の人からかわいがられた本田さんらしいと思った。

 

普通の人は、自分の周りにいる人は30人程度、多い人でも100人くらいなのだそうだ。
案外少ないのではないだろうか。
その人たちとの関係を幸せにすれば、自分の人生が幸せになるのだ、という言葉は耳が痛かった。
もっと人間関係に時間や意識を向けた方がいいと感じた。
「うまくいかない」と悩むことは多くても、人間関係をよくするために努力したり、ふだんから心がけることはあまりなかったので。

そして、衝撃的だったのは次の一節。

 人間関係に「成功」「正しい」という概念はありません。
 あるのは「共感」だけなのです。

「私は正しい」とお互い思っていたら、歩み寄ることはできない。相手をまるごと理解することはできなくても、共感することはできるかもしれない。
「共感」を目指せばいいんだ、というのは発見だった。



一番印象に残ったのは、「困った人をまわりに増やさないために、まず自分を承認してあげる」という言葉。
やはり人間関係は自分の鏡なのだ。

本田さんは、「ありえない」と感じるような人*1に遭遇しても、心を荒立てないイメージトレーニングを心がけているそうだ*2

 

この本も語りかけるように、やさしい言葉で書かれていますが、ある意味「人生の奥義」を教えてくれる本。
家庭でも職場でも、人間関係に悩んでいるすべての人必読です。
私のアクション:「ありえない人」に遭遇したら、心を荒立てないイメージトレーニングをするチャンスだ!と思う
■レベル:守 

 

以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

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どちらも、“他者とのコミュニケーションで自分の傷に気づき、癒す”がテーマです



*1:たとえば、新幹線の切符を買う列に横入りして平気な顔をしている人

*2:「この人は娘さんが死にそうだから急いでいるんだ」と思う