先月読んだ苫米地英人さんの『コンフォートゾーンの作り方』で、一番心に響いたのは次の言葉だった。
セルフ・エスティームとエフィカシーを高めるには、自分に対してネガティブな評価をしないことが第一です。
そのために「自分に対して24時間ネガティブな評価をしない」というルールを課して24時間過ごすと決めればいいでしょう。(P149)
“24時間、ずっとネガティブな評価をしない”なんてやったことがない。これをやったらどうなるんだろう?と興味が湧いた。意識して自己否定をしない、と思うことはあっても、たぶん一日中その意識は続いていないだろう。
面白そうなので、とりあえずやってみることにした。すると、なかなかいい感じなのだ。
個人差があると思うが、私自身は非常に自責の強いタイプだ。放っておくと「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんな私が悪いんです」みたいになりやすい*1。
やってみて感じたのは、「使えるエネルギーが残っている」ことだった。何というか、ふだんより元気なのだ。たぶん1日に使えるエネルギーは決まっているので、いかに自分を責めることに使っていたか、ということだ。うわぁ、もったいない、と思った。
24時間というと寝ている間もなので、無意識でもネガティブな評価をしないというのはかなりむずかしいと思う。今の自分ができているとも思えない。
だが、「できるだけいつも自分をポジティブに評価しよう」と思うだけでこんなに違うのだ。
自分を責めたり、自己卑下する傾向のある人は、だまされたと思ってぜひ試してみてください。コツはあまりしゃかりきにならず、昔よくテレビでやっていた“ゴルフの××禁止ホール”*2のように、ネガティブを自分に禁止するといいようです。エネルギーと時間を、もっといいことに使えますよ。