■ときめきお片づけ
偶然テレビで近藤麻理恵さんの「片づけの魔法」特集をやっていた。また金スマ。私と興味が近いようでありがたい。
はじめの10分くらいは見逃してしまったのだが、お笑いタレント2人(オードリーの春日さんと南海キャンディーズのしずちゃん)の自宅をこんまりさんの指導のもと片づける、という流れだった。
作業する順序、考え方やNG、細かいやり方などはすべて本の通り。本を読んだ人にとってはいい復習だったと思う。
また、本を読むだけではわかりにくかった衣類のたたみ方をていねいに教えてもらえたのもありがたかった。
しかし、私にとって一番役の収穫は「捨てられない」=「後ろ向き」が身にしみてわかったことだ。
春日さんのケチぶりは有名だが、「捨てたくない!」という過去への執着が怨念のように伝わってきた。自分でやっていてもわからないが、客観的に見ることでよくわかった。これでは前向きになれない。
小学校時代のカバンを、「前を見よう、未来を見なきゃ」と捨てようとする相方の若林さんに対し、何とか捨てられまいと口の中に入れる春日さん。他人から見るとこっけいに映るが、本人は真剣だった。私も捨てられない何かに執着するところを人が見たら、同じように見えるだろう。
そんな数々の難関を乗り越えて春日さんが、どんどん執着を手放して身軽になっていくのは見ていて感動的だった。だんだん「ときめく」「ときめかない」の選別が早くなり、自分に必要ないものがわかるようになるのだ。
今はもう「ときめかない」ものに囲まれているのがいかに圧迫感があって“しんどい”ことなのか、番組を見て気がついてしまった。
10月には「ときめきお片づけ」を再開しよう、と決めた。
10月はフランスにも行くし、時間的にどうだろうと思うが、何より最優先だ。本までやってほったらかしになっている。
書類と小物がまだまだ残っているが、この番組を見た今なら、セミナーの資料もどんどん手放せそうだ。
それから、「ときめきお片づけ」で大切なのが、「ときめくかどうか」であり、もの達には感謝のことばをかけて「送り出す」こと。
ここが断捨離との大きな違いなのだ。つい捨てることにフォーカスしていたから作業が停まってしまったのかもしれない。
こんまりさんの考え方を守りながら、続きをやろう。
※詳しく知りたい方は『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵著をご覧ください