実は、上の『「処方せん」的読書術』を読んだのは今月に入って再び実家に戻る前だった。図書館の返却期限があるため、読みづらさを感じながら何とか読了。
その中に、不思議に心にしみる言葉があった。「本当に読みたいかどうかだけで選んでいい」、「レビューを書くための客観的な回路とは違う読み方があっていい」というくだりを読んだ時、少し気が楽になったのだ。
ああそうか、今は「あたま夏休み」なんだと。
とりあえず読まなければいけない図書館の本はやっつけて返却を家族に頼み、実家に舞い戻った。療養とは言え何もしないと体力が落ちるので、母を伴って近くの図書館へ行った。散歩が半分、節電のため涼みに行くのが半分。一応母のカードは持って行ってもらったが、ブラブラ眺めに行くだけでもいいや、と思っていた。
すると、むずかしい本は無理でもレシピ本や家事の本、いわゆる女性向きの棚は案外楽しく見られた。地元の図書館では何十人待ちの本が幸運なことに借りられたので、ついでにあれもこれも、と結局7冊も借りてしまった*1。
その中でも健康がテーマの本は無理なら途中でやめよう、と軽い気持ちで借りてきたのに、意外にスイスイ読めて自分でもびっくり。
決して専門的な内容の本ではないが、ついこの前奥野さんの本に四苦八苦していたことを考えれば、ずいぶん状態はよくなったのだろう。
ふだんは客観的なセレクトもしている読書日記ですが、しばらくはカラーの違う本が多くなりそうです。
「あたま夏休み」バージョンということで、よろしければお付き合いください。
*1:母のために借りたものも含みます