■あな吉手帳術
早いもので、来年の手帳が店頭に並ぶ時期になった。何年も買っている手帳があり、今年も家族に頼んで買ってきてもらった。もう10年以上買い続けているウィークリーと、何度か試して、今年やっと定着してきたマンスリー。以前は必ず並んでいたあるデパートの文具コーナーが置かなくなり、通販で買ったり苦労していたのだが、家族が職場近くで発見。ここ数年は頼んでいる。
今年も当然のように頼み、買ってきてもらってから異変に気がついた。色が逆になっているのだ。長年ウィークリーは白、マンスリーは黒だったのでかなり違和感がある。サイトを見たら今年はマンスリーに白、赤、シルバー、ゴールド*1と多色展開されていた。
ウィークリーはこの前少し触れたが、体調を記録するノートとして長年使っている。ただし、こんなにこまめに書いているのは今年が初めてで、きっかけは『いつまでもデブと思うなよ』で、記録することの価値を実感してからだ。
ところで、「あな吉手帳術」のことを読んでくださっている方は、「なんでマンスリーが要るの?」とお思いのことでしょう。ええそうです、ちょっとしたバクチです。
「あな吉手帳術」では、すべてをバインダーで一元管理する。当然、マンスリーもリフィルを使う。しかも、現在推奨されているのはカレンダー型ではなく、時間軸が取れる1ヶ月1ページまたは2ページの横罫タイプ*2。カレンダー型はNGだ。
先月から「あな吉手帳術」をやり始め、もちろんマンスリーもカラー実践版巻末付録のリフィルをコピーして使っていた。
1ヶ月ちょっと使ってみて、どうもしっくり来ないのだ。予定にかかる時間を視角化できるので、空き時間がわかって、今までよりたくさんの用事がこなせる、という「あな吉手帳術」。今のところ私の予定がそれほど立て込んでいない*3からかもしれないが、ウィークリーで時間を把握できれば充分。マンスリーとウィークリーの併用は以前からやっていたので問題はないが、時間まで2回書き込むのはちょっと手間かな、とも思う。
それに、もうひとつ意図がある。
以前フランクリンプランナーを使っていた時、“(1日1ページの)リフィルはその日が過ぎたら捨てています”という方が本に載っていた。基本ではリフィルは残しておくように専用バインダまでラインナップされていたのに、その潔さが印象に残った。
ただ、すべてを捨てるのはもったいない。ライフログノートは書いていても、すべてを記録しているわけではないので、マンスリーをデータとして残したらいいかも、と思ったのだ。
ウィークリーはリフィルを付せんの土台として使い、終わったら捨てる。マンスリーは毎年1冊ずつ残していく。そのためにも、シンプルで薄いFOBコープのノートは最適だと思う。「あな吉手帳術」は製本してあるものもバラして穴を開けてファイルするのがお約束だが、残すためにあえてそのまま使ってみることにした。同じA5サイズなので穴を開けなくても、バインダにそのままはさむ作戦なら使えそうだ。
さらにもうひとつ、このマンスリーでやりたいことがあるのだ。
『「願いごと手帖」のつくり方』に書いてあった、年間スケジュールページの意外な使い方。
それは、“その日会った人の名前を書く”というものだ。
1年を通してスケジュール管理が必要な人は、もちろん必須のページだと思う。でも、意外に使い道がない人も多いのではないだろうか。
ももせさんは真っ白なページを眺めていて、ある日「その日会って話をした人の名前を書こう」とひらめいたのだそうだ。もちろん、毎日話していても家族の名前は書く。
それを読んで、素敵だなあと思った。いつ誰に会ったかをすぐチェックできるし、家族の名前だけがずらっと並ぶと、そろそろ友人に会おうかな、と思える。このページに書くためには、それなりにちゃんと話をしておきたいので、いい加減な応対をしなくなる、というおまけもあった。
本を読んですぐ始めたので、来年以降も続けたい。これも記録として残すものなので、リフィルより本の形をしている方が安心。
というわけで、来年はやや変則的な「あな吉手帳術」になります。いろんな方のブログを見てみたところ、仕事に第○曜日という締切などがあり、カレンダー型を使っている、という方もあった。少しずつカスタマイズできるのも「あな吉手帳術」のよさだそうなので、少しずつ試行錯誤してよりよい形を目指します。
ちなみに、私がカレンダー型マンスリーである程度時間管理もできるのにはコツがある。これは『「2度書き」手帳術』で身につけたもの。また日を改めて紹介します。
※読書日記はこちら(カラー実践版はこちら)
※詳しく知りたい方は浅倉ユキ著
『あな吉さんの人生が輝く!主婦のための手帳術』
『あな吉さんの主婦のための幸せを呼ぶ!手帳術 カラー実践版』
をご覧ください。
*1:単品販売はしていないかもしれませんが、一応型番には黒があります。製品ラインナップはこちら(PDFです)
*2:参考)「あな吉手帳術」を実践されている方の中でも利用者が多い能率手帳のリフィルはこちらです
*3:病み上がりリハビリ中なものですから