実家にいる時、地元の図書館で棚をながめて本を選ぶ楽しさを改めて感じた。それで自宅に戻ってきてから、近くの分館ではなく久しぶりに中央図書館に行ってみた。
その時に借りたのが『3秒でハッピーになる名言セラピー』というひすいこたろうさんの本。一時期集中して読んだのでもしかして読んだことあるかも、と思ったが、ペラペラめくってみて読んだ印象がなかったので借りてきた。
今日、返却期限が近づいているので一気に読んだ。なんか怪しいなぁとは感じたが、“ああこれ読んだ”という確信は持てないままだった。
このブログで過去記事を検索したら*1、やはり3年ほど前に読んでいた。
過去の記事はこちら
読書日記:『3秒でハッピーになる名言セラピー』
自分でも驚いたのが、メモがいくつかダブっていたことだ。メモまで取りながら前に読んだ記憶がないとは。さすがに愕然とした。
全部覚えていたら脳はパンクしてしまうから「忘れる」機能はとても大切なものだ、とどこかで聞いたことはあるが、熱心に読んで気に入ってメモをした本でも、“反復学習”をしなければみんな忘却曲線の彼方に消えていくのだ。
逆に面白かったのは、前と違うところにたくさん付せんを貼っていたこと。読み手のその時々状態やレベルで、受け取れるものは違うとよく言うが、再読と思わずに読んだので違いがよくわかった。ダブっていたのは5〜6か所で、今回新たに貼ったものの方が圧倒的に多かった。そのくらい、私の状態が変わっていたのだ*2。
それを実感する実験みたいなものだ、と前向きに考えることにしよう。
せっかくので、新たにメモした部分から少しだけお裾分け。
今日からあなたもインド人になってみよう(P58)
口癖は、No problem!
以前海外相手の仕事をしていた時、インド人のこの口癖には閉口した。本当に、二言目にはインドなまりの英語で
「ノープロブレム」
を連呼する。
「プロブレムだから電話してるんでしょうが!」
と叫びたくなることもしばしば。
しかし、今日思ったのだ。
「ノープロブレム」
と連呼していたら、本当にプロブレムじゃなくなるのかもしれない。
この前見に行った映画で、中山美穂がセリフで「たいていのことは大丈夫よ」と言っていたし。
心配性の方はぜひ、ノープロブレムを口癖にしてみてください。