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男性の魅力は「寛容性」と「ダイナミズム」と「増長性」?☆☆

男性論 ECCE HOMO (文春新書 934)
ヤマザキ マリ
文藝春秋(文春新書)(2013/12/18)
¥ 821
出口治明さんの『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介されていた本。漫画家・ヤマザキマリさんの書かれた新書だ。
なんだかずいぶん読みにくさを感じる本だった(注:個人的な感想です)。


◆目次◆
はじめに 日本にもルネサンス
第1章 ヤマザキマリ、漫画的日常
第2章 男性論1―「古代ローマ」な男たち
第3章 男性論2―ルネサンスを起こす男たち
第4章 男性論3―変人論
第5章 女性論―成熟した「いい女」とは
第6章 ボーダーを超える!
古代ローマ史年表

はじめにお断りしておくと、代表作「テルマエ・ロマエ」は読んだことがない。
なぜかテレビのインタビュー番組に出演されているのを何度か見たことがあり、すごく年下のイタリア人の夫がいるとか、以前北海道で温泉のリポーターをしていたことがあるとか、あまり作品と関係ないことを覚えていた。
テキパキと話す感じが印象に残っている。


なのに、文章が読みにくい。海外生活が長いから日本語が変、というんじゃないのだが、言葉の選び方がどうも合わないのかもしれない。
もしかしたら、10代から絵の勉強のためにイタリアに渡り、海外生活が長いヤマザキさんの「帰国子女的な匂い」がダメなのかもしれない。いやもう、まったく個人的な感覚で申し訳ないのだけど。


本の作りもちょっと不思議。「男性論」なのに女性論の章がある。ヤマザキさんの個人的な体験*1と、ヤマザキさんがいいと思う男性のどこが素晴らしいのか、という話が一緒になって出てくるのだ。これも読みにくさの原因だろう。


内容について述べると、まずはヤマザキさんの興味の源であるローマ史の話。当然、いい男として挙げられるのも、もちろん古代ローマの皇帝達だ。
その後、ルネッサンス時代の画家達(ラファエロなど)を経て、現代の人物へ。
見た目もキャラクターもバラバラ。でも、この男性達に共通するのは古代ローマの魅力だとヤマザキさんが考えている「寛容性」と「ダイナミズム」と「増長性」、なのだそうだ。「増長性」というのは少しわかりにくいが、言い換えれば「のびしろがある」ということらしい。


出口さんがこの本を推薦していた理由は、最終章に出てくる「自分の辞書を持って外に出よ」に尽きると思う。自分で海外でもどこでも行って実際に経験することが、自分の辞書を作ることだという。さすが、10代で日本を飛び出したヤマザキさんだからこそ言えることだと思う。
でも、残念ながらこの章と他の章の内容には、そんなに関連性を感じなかった。ここだけでこの本を推すか?と出口さんの他の推薦本を読む気がちょっと萎えた。


何で女性論?と目次を見た時は思ったが、私には男性論よりも面白かった。特に、海外から帰ってくると、日本人女性がみんな若く見せることに必死になっていて、ひらひらしたものばかり着ている、という言葉には鋭すぎて笑ってしまった(注:あくまで個人的な感想です)。


当然のことながら、『テルマエ・ロマエ』の話や、古代ローマの話は山ほど出てくるし、漫画家としての生活やヤマザキさん自身の話も多い。
作品のファンか、ヤマザキさんのファンが読むべき本だと思う。
ごめんなさい、☆は2です。
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※この本のメモはありません

*1:イタリアに留学したいきさつとか、最初の結婚の苦労など