毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「どれだけ読むか」より「何を読むか」が10倍重要☆☆☆☆

この本は、変な先入観(すみませんでした)を打ち破る、内容が濃くて即役に立つ、素晴らしい本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 なぜ、読書は必要なのか?読書によって得られる8つのこと
第2章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本
第3章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード
第4章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編
第5章「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術
第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術
第7章「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方
第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊
おわりに

なぜ読書が必要なのか、読書がどんな効果をもたらすのか、この本を読めば納得できる。
よく、「本は著者の知識・体験を濃縮したものを1500円程度で読めるのだから、安いものだ」と言われるが、今まではそこまで納得していなかった。でも、この本を読んで初めて納得できた。

ある会社で、毎朝迷惑メールを削除するのに30分かけている人がいたという。これは、Gmailで適切なフィルタをかければ、自動的にやってくれるものだ。知っているのと知らないので、毎日30分違ってくる。これが1年続いたら何日分になるか、というエピソードがあった(注:著者は『メールの超プロが教えるGmail仕事術』という本も出されています)。

知っていれば時間が節約できたり、効率がよくなったり、プラスになる方法を知ることができる。しかも、試行錯誤はすでに著者がやってくれている。どれだけ時間の節約と成果が得られるか、測り知れない。
だったら、1500円払ってその知識を得た方がいいのは明らかだ。

 

そして、ある程度本を読む人にとっての大きな課題が「読んでも忘れてしまう」こと。
その対策のキーワードが「アウトプット」と「スキマ時間」(P7)。

アウトプットを意識して読むこと、何度もくり返しアウトプットすることで脳の定着率が上がる。
また、「スキマ時間」に本を読むと、長時間続けて読むよりも定着率が上がるのだそうだ(くわしくは下のメモにあります)。移動時間などにコマ切れに本を読んでもなあ、と思っていた人には朗報だ。

 

この本で一番印象に残ったのが、タイトルにもした「どれだけ読むかより、何を読むかが10倍大事」という言葉。
読めば読むほどいいような気がして、手当たり次第に読んだ時期もあるが、実はそれは間違い。
大切なのは「自分のレベルに合った本を選ぶ」こと。著者は「守・破・離」の3つのレベルに分け、今の自分のレベルと目的がどこにあるのかを見極めてから本を選ぶことを勧めている。
著者によれば、初心者ほど、なぜか上級者向け、つまり「離」の本を読みたがるという。

また、アマゾンのレビューなどで酷評してあるものの多くは、「自分のレベルに合っていなかっただけ」なのだそうだ。「知っていることばかり」や「むずかしすぎて理解できない」は、「自分のレベルに合わない本を読みました」と告白しているようなものだ。
時間やお金を無駄にしないためにも、しっかり自分に合った本を選ぶことが大切なのだ。

その本がどのレベルにあるのかを知るには、信頼できるブログの記事を読むのもひとつの手だそうで、このブログの価値も少しはあるかな、と前向きな気持ちになれた。

 

その一方で、読めば読むほど、自分にとっていい本に出合う確率は上がるし、直感のようなものも冴えてくるそうだ。ただし、10冊読んで10冊全部“当たり”というのは不可能。なので、ある程度冊数を読むことも必要になってくる。

 

あまり本は読まないという人から、かなりの冊数を読んでいるという人まで、役に立つ情報がギッシリ詰まっています。
特に、私のような「電子書籍はちょっと…」という人におすすめ。

アウトプットの方法のひとつとして、「1冊読んだら記事を2つ書く」を勧めていたので、電子書籍の話題は別の記事に書きます。

※巻末の著者が勧める「珠玉の31冊」をブクログに登録しています。
タグは「忘れない読書術」です(タグはページ右下に一覧があります)。
yasukoの本棚−忘れない読書術

私のアクション:1冊読んだ本でブログ記事を2つ書く

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

「圧倒的なインプット」は食事に似ている(P5)

ご飯を食べずに圧倒的な運動量は生まれてこない。栄養のバランスが偏っていても、高いパフォーマンスで運動をこなすことはできない。第一線で活躍しているアスリートは「食事」に細心の注意を払っている。
脳に情報・知識という栄養を与えると、脳はそれをアウトプットしたくなる。

ネット情報は「デパ地下の試食」のようなもの(P23)

有料で販売している食品を小さく切って食べさせてくれる。ひとつひとつはおいしいが、これだけでお腹いっぱいにはならない。
知識の一部分を知ることはできても、「本」のようにものごとの全体像を、順を追って体系的に学ぶことはできない。

1年経って古くなるのが「情報」、10年経っても古くならないのが「知識」(P24)

ネット、テレビ、新聞、雑誌、週刊誌などで得られる内容は大部分が「情報」。

1冊の本で、ラインを引くのは3か所(P104)

本当に重要だと思えるところを3か所見つけ、そこにラインを引く。1行ずつ、3か所のイメージ。

本を読んだら、「ソーシャルメディア」に「名言」を投稿する(P110)

ソーシャルメディア、SNSでのアウトプットと読書を合体させた「ソーシャル読書術」。
ブログに記事をUPするのが「大変」と感じる時におすすめ。

「スキマ時間」の方が記憶に定着する(P116)

・制限時間があると記憶力が高まる=「ウルトラマン読書術」
・コマ切れ読書の方が集中力がUPする=「5分・5分読書術」
何かの作業を行う場合、集中力は始めと終わりで特に強くなる。=「初頭努力」「終末努力」(最初の頑張りと最後の頑張り)。15分×4回だと、60分連続に比べて「記憶力の高い状態での読書時間」の割合が高くなる。

ワクワクする本を、ワクワクしている間に一気に読む=「鉄は熱いうちに打て読書術」(P137)

「面白そう!」と興味・関心・好奇心が高まった時にドーパミンが出るので、記憶力が高まる。
「面白そう!」と思った時を逃さずすぐに読む。

読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」の方が10倍重要(P151)

「本当によい1冊」と高い確率で出会うことができれば、しっかり自己成長につなげることができる。

自分のステージに合った本を選ぶ(P153)

今の自分に合ったレベルの本を選ぶことが大切。アマゾンのレビューで酷評されているものをよく読めば、「基本的すぎた」「自分の知っていることしか書いてなかった」や「難しすぎてよくわからなかった」とあることが多い。これは自分のレベルに合わない本を読んでいただけ。
レベル違いの本を読むのは、時間とお金の無駄。

守破離」読書術(P155)

自分がその分野で「守破離」のどのステージにいて、どこを目指すのか。そこを見極めた上で、読もうとする本が「守破離」のどの部分を重点的に説明しているのかを照らし合わせる。

・守 基礎を学べる「基本」本
・破 他の人の方法を学べる「応用」本
・離 自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本

本をたくさん読めば読むほど、自分にとって「よい本」「役に立つ本」についてのデータベースが充実していくので、直感で正しく判断できる確率が高くなる(P178)

たくさん本を読むほど直感は磨かれる。たくさん読んでいる人は自分の直感を信じる。
あまり本を読まない人は、自分の直感よりも、たくさん本を読んでいる人たちの推薦する本から選んだ方が、ハズレ率が低くなる。

本を選ぶ時、「長所伸展」か「短所克服」のどちらが目的か明確にする(P190)

得意な分野、能力をさらに伸ばすのが「長所伸展」、自分の不得意な分野、苦手な部分を克服するのが「短所克服」。
「短所克服」には「守」の本、「長所伸展」には「破」か「離」の本を読むとよい。

例)
スマホを使ってスケジュールを管理し、毎日膨大な仕事をこなしているが、もっと小さな無駄を排除して、さらに時間を効率的に活用したい人が読むべき「時間術」の本…「長所伸展」。
いつも約束の時間に遅れてしまう、書類提出もギリギリ、という時間にルーズな人が読むべき「時間術」の本…「短所克服」。
必要な本は違う。

読書のポートフォリオを作る「分散投資読書法」(P193)

本によって得られるメリットや自己成長=「利益」と考えれば、読書は「投資」。
短期・中期・長期投資の商品をバランスよく持ち、バランスの取れたポートフォリオを作ることを意識する。

超短期投資 ネット情報、新聞、週刊誌
短期投資 ノウハウ本、(今すぐ活用できるノウハウ)
中期投資 仕事術、勉強術についての本(働き方や勉強法)
長期投資 思想、哲学、生き方についての本(心の栄養)

*1:読みたい本には何冊か入ってましたが