毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

生体リズムに合った時間術☆☆☆

※ [Kindle版] はありません

この本を知ったきっかけは、少し前にバレットジャーナルについて調べていてたどり着いたブログで、紹介されていたこと。
hetano-yokozuki.net
小林弘幸先生の本は何冊も読んでいるのに、知らなかった!と思って図書館で借りてみた。

ついつい「効率化」「時短」ばかり追い求めてしまう私たちに、肩を叩いて気づかせてくれるようないい本だった。


◆目次◆
はじめに
第1章 時間との付き合い方を変える
第2章 自律神経を考えた1日の計画
第3章 ゆっくりを意識した時間
第4章 1週間~1年間の予定の立て方
第5章 ゴールデンタイムを活かす手帳術
おわりに


  • 怒りは一瞬、乱れは3時間!
  • 自律神経が乱れる前に休憩を
  • 予定も自律神経のリズムを考えて立てると無理がない
小林先生は長年、自律神経の研究をされている医師。当然、この本もその研究の成果が盛り込まれている。


この本で一番印象に残ったのが、「なぜ手帳を使うのか」という理由。

人間の体は機械のように、ずっと同じペースで働くわけではありません。体調は1日の中でも、季節によっても変化していきます。体に合った時間管理術でなければ、体調を崩しかねません。

…生体リズムに沿ってものごとが運べるように時間軸で確認して、予定を組み立てるための道具が手帳なのです。
 生体リズムにあったゴールデンタイムを、どう活かすかが手帳術の鍵(P177)

効率よく動くことだけを考えて予定を立てるのは、長い目で見れば間違いなのだ。そりゃあ何度も病気したはずだわ、と反省。
つまり、長く続けられる毎日の過ごし方とは、体のリズムを知り、それに合うスケジュールを作っていくことがポイントになる。
この本では、自律神経のリズムを理解し、4章でそれを元にした予定の立て方、5章でそれを踏まえた手帳の使い方が学べる。

 
驚いたのが「一度自律神経のバランスが乱れると、2~3時間は戻らない」という話。朝の満員電車で口論になっている人を見かけるが、あんなことをするとバランスが乱れ、せっかくのゴールデンタイム(=午前中)が全部ダメになってしまうそうだ。短気は損気、キレないよう注意。


他の著書にも出てくる魔法の呪文「ゆっくり、早く」がやはり登場。あせると自律神経は乱れる。慌てなくていいよう、前もって準備、余裕を持って動くのが重要だ。
さらに、「疲れる前に休む」のも自律神経のバランスを保つコツなのだそうだ。小林先生もご自身で「45分仕事、その後15分休憩」というリズムを意識しているという。
ポモドーロ・テクニックが長年人気*1なのは、自然と自律神経のバランスを保つ方法になっていたからなのだろう。


自律神経のリズムに沿った季節ごとの予定の立て方は、「メモ」にいくつかポイントをまとめているので、よければ参考にしてください。
1年を通して大切なのは

  • 週間…平日に「睡眠の日」を作る&「自分の時間」を確保する
  • 年間…まず記念日と健康診断を確保

いきなり仕事の予定で埋めるのではなく、やはり「自分を守るための時間を確保する」のが優先。

さらに、早起きを勧めていた。
「早起きは三文の得」とは、「早起きすると自律神経が整った時間を長く確保できる」という意味ではないか、というのが小林先生の説。
朝に自律神経がしっかり整っていると、1日いい状態が続くことも研究で明らかになってきているそうだ。早起きして1日の予定を立て、ゆっくりと余裕のある時間の過ごし方をすることが、充実した1日のためには大切なのだという。


いわゆる時間術、手帳術とは違うが、「人も生物なのだ」「自然なリズムに合った生き方の方がうまく行く」という当たり前のことを思い出せる本。
時短のハウツーもいいですが、「あわてずにゆっくり」「前もって準備し、余裕を作る」という基本に立ち返ることの大切さを思い出せる良書。
いつも何かに追われているようなあわただしさを感じる人は、ぜひ読んでみてください。
私のアクション:仕事中、スタッフに対しても「ゆっくり話す」を意識する
■レベル:離 時間術の本としては異色の内容なので 

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読書日記:『「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか?』この本でも紹介されている「3行日記」。こちらも自律神経を整えるのに一役買ってくれます


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:最近考案者によるマニュアルも出ましたね→『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門