毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]日記の魔力☆☆☆

日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える
表 三郎
サンマーク出版(2004/08/30)
(¥1,300+税)
※文庫版あり→『人生に成功をもたらす日記の魔術 (サンマーク文庫)』(¥ 597)

※ [Kindle版] はこちら

日記の魔力
サンマーク出版 (2012-07-01)
売り上げランキング: 38,580

【2020/01/03UP】
ゆうびんやさんの『日記のすすめ: 日記で人生はもっと楽しくなる!!』で挙げられていた本。

以前探書リストに入れていた本なので、どこで見たか調べたところ、佐々木典士さんの『ぼくたちは習慣で、できている。』だった。
さっそく図書館で借りて読んでみた。かなり古い本だが、エッセンスは今でも充分通用すると感じた。


◆本の目次◆
序章 日記のススメ
第1章 あなたの人生を変える「行動日記」
第2章 誰も教えてくれなかった日記の書き方
第3章 潜在力を開花させる日記の読み方
第4章 日記を書きつづけた先に待っているもの
あとがき

著者は元・駿台予備校の人気講師。ある世代の人なら覚えがあるのではないだろうか。
「なぜ予備校の先生が日記の本を?」と不思議に思ったが、学生に勧めることが多かったからだそうだ。

ご自身が日記を書き続けることで人生が開けたので、悩みの多い学生に日記を勧めてきたという。
その集大成がこの本だ。

著者が日記を勧める理由3

1.記録することで自分がわかる
案外、自分のことはよくわかっていないもの。
書いてみて、自分がどんな人間なのか、何が好きで、何が大切なのか初めてわかる、という人が多いそうだ。

2.読み返すことで理解が深まる
書くだけでなく、日記を読み返す効果は大きい。読み返すことで記憶のすり替えを防ぐことができるし、真実の自分を知ることで自分がブレなくなる。さらに、セルフイメージの修正になる(親から言われたことや、周囲の毀誉褒貶に振り回されなくなる)。

3.自分の未来をつくるために書く
著者は朝に日記を書くことを勧めている。夜日記を書くと、過去に焦点が行ってしまいやすい。
1日の始めに日記を書くと、昨日を踏まえた上で、今日これからをどう生きるかという視点が持てるからだ。

行動を書く=日記

2004年に出た本なので、当時はまだ「ライフログ」といった概念はなかった。
著者はこの時代にすでに「感想は不要。自分がその日、取った行動を客観的に書け」と書いている。これは、ライフログの走りではないだろうか。

……私の日記は、「行動日記」といってもいい。
 なぜ行動を綿密に記録するかというと、日記をつける目的が「自己管理」だからだ。自分が日々何をしているかがわからなければ、いくら自分のことでも管理のしようがない(P25)。

  • 書くことで頭を整理できる。
  • 書いて外に出すことで、不要なものを手放した脳は軽くなり、回転がよくなる。
  • 書くと言語化でき、考える練習にもなる。
  • 事実を正しく書いておくことで、将来の記憶の改ざんを予防できる。

――と、メリットはたくさんある。

読み返すことを前提に書く

将来役立てるのが目的なので、肯定的・具体的に書く。
「ああすればよかった」「これをしなかったからうまく行かなかった」といったネガティブなことは書かない。これからはこんな風にしよう、と肯定的で具体的な内容にすると、行動に移しやすい。その結果、実現しやすくなるそうだ。


読み返すのは未来の自分なので、未来の自分がわかるように書くことも大切だ。「思い出せる」ように書くのだ。
カギは「思い出せるフックになるようなこと」を書いておく。


たとえば、「タクシーで帰宅」と書いておけば、雨が降っている日で、夜遅い時間に帰ってきたといったことが思い出せる。
ちょっとした工夫で、思い出しやすくなり、読み返す価値も上がる。

どこかで調べられることは書かなくていい

面白いと感じたのは「公的なこと、調べてわかる事は書かない」という話。

 自分が記録しなければ失われてしまうもの、それこそが記録すべきものなのだ(P93)。

「自分にとって価値のあることだけを書く」という信念にブレはなく、社会的な事件についてはほとんど書かないそうだ。書くのは、その事件と自分の関わりがわかる要素だけ。

だから、9.11について著者は日記には書いていない。ただ、深夜のニュースを見た奥さんの言葉を残したくて、次のように書いているという。

起床は深夜一時半。ニュースを見た女房が、「お父さん、大変よ。戦争よ」といった(P93)。

新聞を見ればわかることは、誰かがきちんと記録しているのだから、自分が書かなくてもいい。
でも、奥さんのひと言は自分が書かなければ永遠に失われてしまう。


私などは、つい大きなニュースがあった日は情報そのものを書いてしまいがちで、あとで読むと自分の受け止め方や考えなどは書き漏れていることが多い。
こういう意識が必要だと感じた。

自分に合うところだけ取り入れましょう

もちろん、著者と完全に意見が合うわけではないので、必要なところだけうまく取り入れればいいと思う。


たとえば、私は「事実だけを書く」ことにあまり価値を感じません。

バレットジャーナルのデイリーログなどライフログ系のものは、したことだけを書く、タスクリストのような記録を推奨しているが、読み返してもつまらないし、肝心なことが書けていないと思ってしまい、続かなかった。


ゆうびんやさんの『日記のすすめ: 日記で人生はもっと楽しくなる!!』に“書いているうちに、自分にとって大切なことは何なのかわかります”という言葉があったが、私にとって必要なのは事実の羅列ではなく、「その事実に対して自分がどう感じたか」こそが大切な情報だとわかった。「自分の心の動き」が大事だったのだ。

こういうことは、しばらく書いてみないとわからない。


なので、基本を踏まえてしばらく続けてみて、その後自分にとって大切なものがわかれば、それを記録していけばいい。
それが、読み返す価値のある「自分だけの情報」になるはず。


古い本なので、ワープロの機能など今ではそのまま使えない情報もありますが、日記に対する考え方は時代に関係なく貴重なものです。
著者は日記を書くことで人生が変わる、と断言しています。
日記を書きたいけど、反省ばかりして暗くなって続かないという人や、何を書いていいかわからない人に特におすすめです。

私のアクション:テーマを決めて日記を読み返す
■レベル:離 半分哲学書?なので 
book.yasuko659.com

book.yasuko659.com



次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。