毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]妻のトリセツ☆☆☆

妻のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

本来、女性が読むべき本ではないのですが…。
夫が借りてきて、「面白かったから読んでみて」と勧められました。


去年、我が家では冷蔵庫を買い換ました。その時の顛末と同じことが書いてありました。
「もしかして、後ろから見てました?」と思うくらい。

あの時なぜトラブルになったのか、読んでみて納得!でした。


  • ポイント1 女性脳は、感情に伴う記憶を長期保存している
  • ポイント2 女性脳は、共感が最大のご褒美
  • ポイント3 女性がわがままなのは「種の保存」の法則?!



◆本の目次◆
はじめに~女性脳のしくみを知って、戦略を立てよう~
第1章 辛い記憶「ネガティブトリガー」を作らない~妻に嫌な思いをさせる発言と行動を知っておこう~
第2章 ポジティブトリガーの作り方~笑顔の妻が戻ってくる、意外に簡単な方法~
おわりに~本当にいい夫の条件~

こんな本です

男女脳の違いなどについて詳しい黒川伊保子さんの著書。
夫のトリセツ (講談社+α新書)』『妻のトリセツ (講談社+α新書)』は合わせてベストセラーに。

この本には論文・学説などの引用がなく、「女性の脳は右脳・左脳をつなぐ脳梁が男性よりも太い」といった、現在では否定されている説*1に基づいて話が展開しています。

脳科学の本が好きでたくさん読んでいるひとりとしては、ちょっと“眉ツバ”かな、という気もします。
でも、おもしろい実用書として読めば問題なし。


こんな風にされたらうれしいか、という視点で読んでみました。
著者は女性なので、妻側としてはいいところを突いてるな、と感じました。

ポイント1 女性脳は、感情に伴う記憶を長期保存している

「何年も前のことなのに、何回も持ち出して責めるのはやめて」
――夫にいつも言われるのがこれ。
男性にとっては、「なぜ女性がそんなことをするのか、できるのか」が謎かもしれません。


これは、黒川説によると

女性脳は、体験記憶に感情の見出しをつけて収納しているので、一つのできごとをトリガーにして、その見出しをフックに何十年分もの類似記憶を一気に展開する能力がある(P16)

のだそうです。

このため、似たような感情を経験すると、それをきっかけに過去のことがまとめて蘇る。

つまり、夫が無神経な発言をしたら、「無神経」という見出しがついて過去の発言の数々が、生々しい臨場感を伴って脳裏に蘇る(P16)

その結果、「つわりがひどくてふらふらだった私に、あなたなんて言ったか覚えてる?」となじられるが、その時お腹にいた子どもはすでに30代、ということはザラ。


これは、「子育てのために備えている標準装備」なのだそうです。
過去の記憶から必要な情報を引き出し、判断し、目の前の問題に対処する必要があるから。


必要な機能とは言え、ちょっと男性が気の毒な気もします。

ポイント2 女性脳は、共感が最大のご褒美

私自身も女性ですが、なるほど、と思ったのがこちら。

「女性は、共感されるとストレスが解消される脳の持ち主」なのだそうです。

共感こそが、相手の脳への最大のプレゼント(P26)

「そうそう」
「わかるわー」
と言い合うことで、ストレスを解消している。

だから、男性から見ると「意味のない会話」を延々しているんですね。


さらに

女性脳は「心の通信線」と「事実の通信線」の2本を使って会話する(P88)

のだそうです。

男性脳は基本的に「事実の通信線」のみ。だから女性は「心の通信線」を“わざと”断たれたと感じてしまい、トラブルの元に。


黒川さんによると、会話の感じ方には4パターンあるそうなのです。

  1. 心は肯定――事実も肯定
  2. 心は肯定――事実は否定
  3. 心は否定――事実は肯定
  4. 心は否定――事実も否定

女性脳同士の会話では基本3と4は使わない。…共感のために会話をする女性脳は、心=気持ちを否定したら会話が成り立たないだけではなく、人間関係が成り立たない(P90)

ところが、男性脳は一気に目的地、ゴールに達したい。基本的に「事実」と「心」を使い分けることはしません。

これが女性が夫に「否定された」「話を聞いてもらえない」と感じる原因のようです。

ポイント3 女性がわがままなのは「種の保存」の法則?!

個人的に一番ヒットだったのがこちら。えー、あまり夫は関係ありません。

自分が楽しい、自分がちやほやされるのが、女の子にとっては、何より大切だ。
…哺乳類のメスは、自分が健康で快適な状態でないと子孫が残せないからだ。自分を大切にすることは、そのまま種の保存につながる。種の保存とは、生物におけるもっとも基本的な本能…自己保全に対する欲求は、哺乳類の雌の最も大切な本能なのである(P109-110)

…これ、「実は『女に嫌われるけどモテる女あるある』では?」と思ったんです。


男性は無意識に交際相手に「種の保存」ができるかどうかを求めていたのか!
実際に結婚したいか、子どもがほしいかとは別の本能レベルで。


自分をいい状態に保てることを要求する=わがまま、ととらえれば、わがままなほど男性にとっては
「この人は子どもをしっかり育てられる資質があるな」
と評価されるということですよね。

――あくまで仮説ですが。
男性も理性ではなく本能レベルで反応しているのだと思いますが。
(そして失敗した、と思っている人も多(以下略))


これから結婚したい、パートナーを見つけたい女性の方。
好印象を与えたい、と思って遠慮していたら、もしかしたら損かもしれませんよ!

まとめ
  • 通信線には「心」と「事実」のふたつがあることを、パートナーに伝えましょう
  • できれば、「心」の方も使ってもらえるようお願いしましょう
  • 記憶の収納のしかたが男性と違うことを心得、いきなり怒ったりなじったりするのはなるべく減らしましょう
  • 女性はプロセスを楽しみたいのだと伝え、自分が希望しない限り「サプライズ」は避けてもらいましょう
  • ものを一緒に選ぶ時は、男性の思考プロセスを考えて候補を増やし、納得してもらいましょう
  • 夫がある程度理解のある人なら、この本を読んでもらうと関係がよくなるかも。
  • ただし、自分の好みも伝えましょう*2


最初に書いた「冷蔵庫購入の顛末」はぜひ読んで確かめてください。
ヒントは「男は比較対象がないと選べない」です。

もうひとつ、「サプライズ」に関してもなるほど、という話が載っています(メモにもあり)。
パートナーがサプライズ好きで困っている、という方はぜひ読んでもらってください。

私のアクション:『夫のトリセツ』も読みます
■レベル:守


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
【お断り】一部、内容を損なわない程度に表現を変えているところがあります。ご了承ください

*1:確か、Daigoさんの本で読んだと思います

*2:個人的にこれはちょっと違うかな、というものもあるので。本の通りにされると逆にストレスになる可能性もあります