直感は一瞬。あとで湧いてくる「違うかも?」は顕在意識
- ポイント1 直感力とは蓄積された知恵や知識から来る
- ポイント2 データとして蓄積されるから失敗じゃない
- ポイント3 直感を鋭くするには本当の自分でいる
◆目次◆
Chapter1 「直感とは何か」を正しく理解することが、あなたの未来を変える第一歩
Chapter2 直感を磨いて味方につける
Chapter3 [実践編]今日からできる! 直感を磨くトレーニング
ポイント1 直感力とは蓄積された知恵や知識から来る
直感力とは、蓄積された知識や知恵が、潜在意識の中で超高速で整理されて、あなたに最もふさわしくカスタマイズされた情報を「はい!これ!」と、ポン!と出してくれる力のこと(P139)
「直感力を磨く」と聞いてイメージするのは「よけいなものは取り除く」「瞑想をする」などですが、この本では違いました。
逆に、たくさんの情報を入れた方がよりよい答を得られるそう。
知識を得るために読書をする、誰かに会って学ぶ、人生の辛い出来事からも学びを取り出しておく、周りのすべては経験と教訓にする、ということを日々行っていると、あなたの潜在意識の中にはどんどん宝物が溜まっていきます(P105)
意外でしたが、「潜在意識に蓄積されたさまざまなデータの中から、ベストの答が飛び出てくる」のが直感なのだそうです。
なので、意識的にデータを貯めるのが効果的。
ポイント2 データとして蓄積されるから失敗じゃない
私がこの本を読みたかった理由は、「正しく直感を受け取って失敗を減らす」でした。
正しく受け取らないから、失敗するんだと思っていたからです。
でも、この本によれば「失敗もデータ」。“失敗上等”なんですね。
直感をキャッチしたら恐れず行動に移してください。たくさん失敗してもいいのです。失敗したデータから自分なりの傾向を知り、成功データをつくり上げるのです。
成功に通じる失敗は、知恵の宝庫です(P61)
失敗から学ぶことで、直感の精度を上げられる。
確かに、その直後は「失敗した!」と思っても、あとで振り返ってみたら、「あれがあったから今の自分がある」「ターニングポイントになった」ということも多い。
間違いではありません。つまり、直感が働いたことに従って選べば失敗がないということではなくて、自分にとって必要なことを人生の中で学ばされているのです。それも直感による選択なのです(P171)
ロングスパンで見る、受け止め方を変えてみるという方法だとも言えます。
直感を正しく受け取っても(その直後は)「失敗した!」と感じることが起きる、と思っていれば、受け止め方も変わるかもしれません。
「せっかく失敗したのだから、そのデータは有効活用するぞ」と思えるようになりたい。
ポイント3 直感を鋭くするには本当の自分でいる
直感を働かせたいと思ったら、自分に嘘のない生き方が必要です。なぜなら、嘘をついている時点で、すでに損得を考えており、意識的、左脳的な生き方をしていることになるから(P84)
ワタナベさんがすすめているのが、「自分に正直に生きること」。
直感は誰にでもあるものですが、自ら受け取りにくくしていることが多いそうです。
悲しいときは涙をこぼし、笑いたいときは大笑いし、頭に来たときは怒る。喜怒哀楽を発揮できるというのが、自然な状態なのです(P128)
普段行かないところに行って、大人の思考を忘れる時間をつくることも、私にとっては直感力を高めるひとつの方法です。思考の制限を外すことになるからです(P140)
時々、自然に生きられているかチェックするとよさそう。
ほかにも
- 疲れている
- 先入観、固定観念がある
- 感情的になっている
時は、直感が受け取りにくいそうです。
直感力を磨くには、自分のコンディションを整えることも大切。
感想
とてもわかりやすく、取り入れやすい方法です。
読みやすいのに、知識に裏打ちされた内容がワタナベさんの強み。そこが好きで何冊も読んでいます。
直感を磨くのに知識を入れる、というのは新鮮。
直感を得たらとにかく行動、小さいことからやってみましょう。
トレーニングもあるので、楽しみながら直感が磨けます。
うまく直感が受け取れない、人生がうまく回ってないと感じる人はぜひ読んでみてください。
私のアクション:喜怒哀楽をきちんと出す
「ピン!」ときたらすぐに行動しましょう。“直感”は行動とセットでなければ、成果は出ません
— やすこ (@yasuko659) 2022年8月8日
——ワタナベ薫『人生が変わる!「直感」の磨き方』
受け取れても、使わなければないのと同じ。#読了 #本が好き #幻冬舎 pic.twitter.com/xxc406jdL3
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
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