毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]ドイツ人のすごい働き方☆☆☆

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【整理整頓が生産性の根幹である】


  • ポイント1 「人生の半分は整理整頓」
  • ポイント2 鍵は帰る前と朝に書く「2種類のメモ」
  • ポイント3 リセットボタンを取り入れる

◆目次◆
序章 ドイツ企業の1日
第1章 抜群の生産性を生む ドイツ社会の仕組み
第2章 ラクしてるのに成果が出る「ドイツ式働き方」
第3章 メンバーの能力を引き出す「ドイツ式マネジメント」
第4章 ドイツ式×日本 ハイブリッドワークスタイルのススメ

読んだきっかけ

ツナグ図書館の活動を通じ、すばる舎様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。

こんな本です

著者の西村栄基さんは28歳の時に、出張で初めてドイツに行き、日本との働き方の違いに驚きます。
その後、17年間ドイツでの駐在経験を活かし、ドイツ流の働き方を指導するようになったそうです。

その経験をまとめたのがこの本。
日本とドイツのいいところを合わせたハイブリッド型の働き方も提案されています。


※私は現在、組織で働いていないので、この記事では個人でもできることを中心にご紹介しています。

ポイント 1 「人生の半分は整理整頓」

これ実はドイツのことわざだそうです。
ドイツ人は子供の頃からしつけとして整理整頓が身についていて、あらゆる場所で5Sを自然と実践しているのだそう。

5Sとは以下のことです。

・整理(Seiri):不要なモノを取り除き、必要なモノのみを保持する
・整頓(Seiton):モノを適切な場所に配置し、簡単に取り出せるようにする
・清掃(Seiso):職場を清潔に保ち、汚れや異物を取り除く
・清潔(Seiketsu):常に整理、整頓、清掃を行い、職場を清潔な状態に保つ
・しつけ(Shitsuke):規律を守り、これらの習慣を維持する(P44)

17時が近づくと、オフィスでは一斉にデスクの片付けが始まり、退社時間の17時には全員がいなくなるそゔです。
そこにあるのは何も置かれていないデスクだけ。

ドイツ流片付けの三原則は

「モノを置く場所を決め、使ったら元の場所に戻し、モノを増やさず、増えたら捨てる」(P102)

整理整頓によって探しもの時間をなくす。
そして、整理整頓された環境が集中力を高め、ストレスを減らす。

合理的な方法ですよね。


日本で就業時間中に片付けをしていると
「仕事もせずに片付けなんかして」
と陰口を叩かれそうですが、これはぜひ身につけたい習慣です。

ポイント 2 鍵は帰る前と朝に書く「2種類のメモ」

ドイツ人のビジネスパーソンが共通して、帰宅直前と出社直後に書くメモがあるそうです。
名付けて「帰宅前メモ」と「朝15分のロードマップ」
ちょっと見づらいですが、紙面を写真に撮りました。

■帰宅前メモ

■朝15分のロードマップ

帰宅前に書くのはごくふつうの「明日やることリスト」ですが、「朝15分のロードマップ」は、『7つの習慣』などで有名なマトリックスでした。
これを毎日書くというのは意外で、驚きました。


見比べていただければわかりますが、番号が連動しています。
前日帰宅前に書いたリストをもとに、4つに分けてからスケジュールに組み込む。


ちなみに、帰宅前にリストを書いた際、資料などが必要であれば、その用意までしておくそうです。
そうすることで、朝のスタートダッシュが実現できる。


頭だけで考えようとせず、いったんマトリックスに置いてみる。
一見手間なようで、実はそのほうが速くて確実なのかもしれません。

ポイント 3 リセットボタンを取り入れる

オン/オフの切り替えが上手なのがドイツ人。
仕事の合間でもこまめに休息を取ることを意識しているそうです。


それを見習って著者が取り入れたのが「リセットボタン」の習慣。

1.行き詰まった状態、「脳のメモリーオーバー」が起きたときは、散歩や昼寝をする
2.モニターから離れる「20-20-20」ルール

  • 「20」分、デバイスの画面を見るごとに
  • 「20」秒以上
  • 「20」フィート(約6メートル)以上離れた場所や景色を見る

3.週末には何も考えずにボーッとする
仕事関係のメールやチャットは見ない(P122-125の内容を要約)


日本人は休むのが下手です。
でも、人は機械ではありません。

休息する習慣をつけるのも、生産性を上げるうえで大切なんですね。

まとめ
  • 有給消化率100%、夏の休暇は2~4週間が当たり前のドイツ。「いかに生産性を上げるか」がポイント
  • 帰る前デスクを整理整頓。何もない状態にして帰ることで、翌朝すぐ仕事に取りかかれる
  • 帰宅前のメモ、始業前の15分ロードマップで迷う時間をなくして集中

もちろん、「なぜそんなに休んで仕事が回るのか?」というマネジメント術も解説されています。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

こんな人にオススメ
  • 忙しくてプライベートがない!という人
  • 今やっていることが手詰まりと感じている人
  • なにか打開策が欲しい人
レベル

 日本とドイツの違いを比較しながら改善ポイントを学べます



私のアクション:「帰宅前メモ」「朝の15分ロードマップ」を書いてみる


※この本のメモはありません


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