毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]すごいメタ思考☆☆☆

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【メタ思考は「行動とセットかどうか」が最重要ポイント】


  • ポイント1 メタ思考はスピードが不可欠
  • ポイント2 メタ思考でメンタルが安定
  • ポイント3 メタ思考を鍛えるには

◆目次◆
はじめに――「本当のメタ思考」の話をしよう
第1章 9割の人が間違えている「メタ思考」の本質
第2章 「本当のメタ思考」を身につける方法
第3章 メタ思考で仕事はこう変わる!
第4章 メタ思考で人間関係はこう変わる!
第5章 メタ思考でメンタルはこう変わる!
おわりに――人間は「好きなこと」なら考え続けられる

読んだきっかけ

ツナグ図書館の活動を通じ、かんき出版様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。

こんな本です

齋藤孝先生の考える「メタ思考」とは「俯瞰」と「行動」がセットになったもの。
考えるだけではダメで、行動までして初めて「メタ思考」になるそうです。

「本当のメタ思考」を身につけられれば、人生のあらゆる面で活かせる!
という本。

もちろん、身につける方法も紹介されているので安心です。


ポイント 1 メタ思考はスピードが不可欠

いまの時代が求めているのは、「即断即決型のメタ思考」。
客観的に物事を捉えることに「スピード」をセットにしないと、実際には使えない(P68)

「思考」とつくので、じっくり考えればいいと思いがちですが、実はスピードが要求されます。


齋藤先生のイメージは「バレーボールのセッター」。

セッターは「トスを上げる役割」と思いますが、実際は「コート上の司令塔」。
自チームの選手の得意・不得意やコンディションはもちろん、相手チームの状態や状況に応じたベストな手を瞬時に判断しなければなりません。


さまざまなデータを頭に入れ、適切な状況判断ができること。
それが今求められる「メタ思考」なのです。

ポイント 2 メタ思考でメンタルが安定

「メタ思考」の恩恵は人生全般にわたります。「ありとあらゆることに効く」と言ってもいいくらいのことがこの本には書いてあります。
中でも、私の印象に残ったのは「メンタルが安定すること」。

「思考でメンタルが安定?」
ちょっと不思議ですよね。

――その答は「客観視」でした。


「メタ思考」とは「俯瞰して見る力」。
その力を自分に対して使うことで、「自分を客観視」できるのです。

 メタ思考は感情をともなうふつうの思考ではありません。
 あるがままの現実を直視し、理解したうえで、そこから自分をひきはがして物事を考える、言うなれば「現実に呑みこまれない」思考(P210)

齋藤メソッド(と私は呼んでいます)の中でも繰り返し出てくる「上機嫌」。「上機嫌力」とか、「ワザとしての上機嫌」というキーワードがこの本でも出てきます。
それに不可欠なのが「メタ思考」というわけです。


「上機嫌でいること」は人生を生き抜く上で不可欠。
「ワザとしての上機嫌」というのは、実際の自分がどんな状況にあっても「上機嫌」でいることを選ぶ、つまりワザが必要になるということです。


まず今の状況を客観的に見て、自分を上機嫌な状態に持っていく。
そのためには「メタ思考」が欠かせません。


常に上機嫌でいられれば、心に余裕が生まれ、その結果メンタルは安定します。
だから、「メタ思考できればメンタルが安定する」んですね。

ポイント 3 メタ思考を鍛えるには

ここまで読んで、

――「メタ思考」を持ちたい!
――でもどうやって身につけるの?

と思った方のために、取り組みやすそうなものをいくつか選んでみました(実際にはもっと多種多様な方法が紹介されています)。

1.スポーツ実況

……いま自分が何をしているのか、行動の一部始終を、スポーツ中継のように実況して言語化してみることです。
 だまされたと思って、やってみてください。
 すると自然と、自分の行動を客観的に見ることができるはずです(P61)。

これは嫌でも自分を客観的に見られるようになります。
仕事の時にできればベストですが、まずは食事や掃除、買い物など日常的な場面から試してみてください。
声には出さず、心のなかでしゃべることをお忘れなく。


2.人前に立って話す
たったこれだけで、メタ思考の練習になるそうです。
理由は2つ。

  1. 人から見られることを意識することで、自然とメタ思考になる
  2. 聞き手の反応を見ながら当意即妙に対応する度胸と対応力が身につく

齋藤先生の授業では、「100人の学生の前で1人10秒ずつ話す」練習をするそうですが、一般的にやりやすいのは
「数人のグループで30秒トークを3~4周回す」
という方法。

会議やミーティング、プレゼン、朝礼などの場面で
「ここはメタ思考のトレーニングの場である」
と捉えて話すだけでも効果があるそうですよ。


3.「当事者意識」を持つ
これは訓練というより、考え方ですが、メタ思考に欠かせないのが「当事者意識」。

メタ思考は、「当事者意識」「自分ならどうするか?」によって身につくもの(P161)

問題発見力はビジネスで求められる能力ですが、問題に気づくには、「他人事」ではなく「自分の問題」として考えられるかどうかがポイント。


つまり、「当事者意識」を持てるようになれば、自然とメタ思考できるようになり、問題発見力も身につく。
ちょっとした心がけで能力アップできるなら、意識したほうがいいですよね。

まとめ
  • 考えるだけではダメ。「行動」までセットで初めて「メタ思考」
  • 今の時代の「メタ思考」は「スピード」が不可欠
  • 日々の心がけやちょっとした訓練で、「メタ思考」は身につく
こんな人にオススメ
  • 「客観視が苦手」な人
  • 「行動力」が足りないと感じる人
  • 齋藤孝先生の本を読んだことがない人

におすすめです。

齋藤メソッドを「メタ思考」という切り口で再編集した本、という印象。
3色ボールペン、ストップウォッチ、交渉術などおなじみのものがたくさん出てくるので☆3としましたが、読みやすく、すぐ行動できる本です。

レベル

 すぐ取り組める内容です。
私のアクション:「劣等感はやることでしか克服できない」を口癖にする



※この本のメモはありません

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