毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

知ると自分と人に優しくなれる☆☆☆

2011年2月に、3冊同時刊行されたうちの1冊*1。一番面白そうで、楽しみにしていたもの。こういうタイプ分けのテストが好きなので。
一見楽しそうな4タイプ、実はとても奥の深いものだった。

4つのタイプは以下の通り。カッコの中は各タイプが最優先する欲求、うしろのお名前はそのタイプを代表する有名人(本文より引用)だ。
『司令型』(勝ちたい)…勝間和代さん
『注目型』(目立ちたい)…明石家さんまさん
『理想型』(できるようになりたい)…宮崎駿さん
『法則型』(わかりたい)…池上彰さん、森永卓郎さん
実例を見れば、だいたいどんな人かイメージできると思う。

これだけならただの心理テストみたいなものだが、ここからが面白い。人間関係にタイプごとの強い/弱いの組み合わせがあり、まったく相容れない相性の組み合わせもある。相手がどのタイプかわかれば、その人が喜ぶ返事の仕方や行動もわかるし、もし正反対の相手でも「この人とはわかり合えないんだな」ということがわかるだけでも、かなり違いそうだ。
自分を変える必要はないが、人間関係が円満になる潤滑油として使える。

さらに、自分のタイプがわかれば、調子がいい時と悪い時の傾向*2もわかる。自分がどんな人間なのか、わかるようで実はわかっていない人は多いと思うが、この傾向が頭に入っていれば、ずいぶんいろんなことが楽になるような気がする。

 

この本では、「高校の文芸部が同人誌を出す」というストーリーを通して、4タイプの考え方が理解できるようになっている。これがなかなか面白い。ひとつの事実の受け止め方が、タイプによって違うのだ。
テストで自分が納得できるタイプにならなかった人は、このストーリーを読めば自分がどれなのかわかると思う*3。自分の周囲の人がどのタイプかもだいたい予想できるので、これからの人間関係がうまく行く助けになりそうだ。

私はテストでは「理想型」になったが、実は岡田さんが書いているページ*4で一番反応したのは「注目型」だった。どうも、子どもの頃は「注目型」だったが、紆余曲折を経るうちに内向的*5になったようだ。

 

一番「すごい!」と思ったのは、実はラストの部分。個人レベルの話ではなく、人類レベルの話にまで広がってくる。これはぜひ読んでみてください。
また、面白いだけのテストじゃないことは、ピラミッド図*6を見ればわかる。
この4タイプは表面的な「キャラ」ではなく、一番下のある本能のすぐ上に位置する「欲求」を表しているのだ。自分は何をやりたいのか。どうすれば満足するのか。または、何が満たされないのが最も辛いのか。
ここがわかっているだけで、人生はずいぶん変わるような気がする。

 

興味のある方は、まず自分が4つのうちどのタイプなのか、テストしてみてください。
4タイプの判定テストはこちら
私のアクション:周りの人がどのタイプか考えてコミュニケーションしてみる


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※この本のメモはありません

 

*1:他の2冊は、この記事の最後に「関連記事」としてリンクがあります

*2:となり合うタイプのカラーが強く出るようになるそうです。たとえば、注目型はいい時に司令型の要素が強くなり、悪い時に理想型の要素が強くなる

*3:ふたつの要素を持っている人もいるようです

*4:ストーリーの部分はそれぞれ該当するタイプのライターさんが担当する徹底ぶりです

*5:「理想型」と「法則型」のことです。外向的なのは「司令型」と「注目型」

*6:リンクしたページをスクロールするとすぐ出てきます