大ベストセラーになった水野敬也さんの本。書店で眺めていたところ、たまたま兄弟が買って貸してくれたので、ありがたく読んだ。
そりゃあ、売れるわ、という本だった。
◆目次◆
スタート 01−08
仕事 09−25
冒険 26−36
リラックス 37−41
習慣 42−53
コミュニケーション 54−60
希望 61−68
とにかく、猫の写真がいい。サブタイトルに「68の方法」とあるが、68の言葉にすべてぴったりの写真が付いている。これで笑ったり、納得したり、とても効果的だ。
でも、ただの猫の写真集と侮るなかれ。内容は実は濃い。そのままドーンと来られたらちょっと受け取るのにためらうものもあるが、猫の写真を見てほっこりすると、案外受け止められるのだ。
すごいコラボレーション効果だと思う。
ポイントは写真のページの裏に簡潔にまとめられ、関連する名言が3つずつ紹介されている。
帯にも書かれているように、この本のすごいところはそれぞれのページが切り離せるようになっていること。人にプレゼントしたり、目につくところに貼っておいたりできる。
たとえば、ダイエットを決意した人なら「現実から目をそらさない」というページを切り取って冷蔵庫に貼れば、間食ががまんできそう*1。
切り離すのはもったいない気もするが、新しい考え方や習慣を自分の身につけるために使うのも、いい方法だと思う。
「1枚の写真は100の言葉より雄弁だ」ということを実感させてくれる本。
そして、人生にユーモアは欠かせないこともよくわかった。
猫好きの方はぜひ読んでみてください。写真を見て猫欲を満足させたら、ぜひ裏もどうぞ。
私のアクション:「行動のないところに幸福はない」を座右の銘にする
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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
新しいものであればあるほど、正しく評価できる人間は少ない(P36)
他人の評価を気にすることなく、まだ誰も行ったことのない道を進みましょう。
※フェデックスの創業者フレッド・スミスは大学時代、その原案を経済学のレポートで提出していた。教授のつけた判定は「C」。
「毎日の中で、一番無駄に過ごされた日は、笑わなかった日である」(P03)
シャンフォール(フランスの思想家)
「行動は必ずしも幸福をもたらさないかもしれないが、行動のないところに幸福はない」(P13)
ベンジャミン・ディズレーリ(イギリスの政治家)
「あなたが遠慮しても世界の役には立たないのだ。まわりの人が気後れしないようにと、あなたが身を縮めることは何の美徳でもない」(P29)
*1:わかりにくい写真ですみません。巨大な猫がにらんでいるのは、体重計の目盛りです