毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

スピードは仕事の質に転化する☆☆☆☆

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家族が借りてきた本。注目している佐藤オオキさんの仕事術なので、どんなことが書いてあるかとワクワクしながら読んだ。
同時に進めるプロジェクトは『問題解決ラボ』の時には300だったが、現在はもっと増えて400!
そのコツがさらにくわしく書いてあり、そこだけでも充分面白かった。


◆目次◆
はじめに
PART1 “超"高速で仕事をこなすための基本動作
1 仕事を急加速させるための着手法
2 仕事のパフォーマンスを上げる「脳の活かし方」
3 思考を加速させる空間と習慣のつくり方
4 考え方を変えるだけで、スピードは一気に上がる!
5 前のめりな姿勢が仕事を加速させる

PART2 400のプロジェクトを“超"高速に進める手法
1 依頼は幅広く受けるが、断る基準は守る
2 “使える情報"の集め方
3 プロジェクトを加速させる打ち合わせのコツ
4 一瞬で「正解」を導く方法
5 ゴールに最短で近づくプレゼン術
6 最後まで相手の期待を上回り続ける

PART3 ビジネスを加速する投資&チームづくり
1 「何にお金と時間を投資するか」を明確にする
2 スピード仕事術を実現する人材育成とチームづくり
3 社内外の人を巻き込み、組織を一体化する
おわりに

最初に驚いたのが「スピードの概念を変える」こと。
一般的には、仕事のスピードを上げると言われてイメージするのは「仕上げるのに1時間かかっていたある仕事を、30分でできるようにする」だと思う。
でも、佐藤さんの考え方は違う。
「やることを絞り込む」「決断を早くする」でも、時間を短縮し、早く成果が上げられることになる。つまり、「仕事のスピードが速い」のと同じことなのだ。

たとえば、デザインのプロセスで欠かせない「模型を作る」作業。これを、考えられるすべてのパターンで作ると納期に間に合わないなら、どれを作るのがもっとも効果的かを考え、必要なものだけに絞るのも、立派なスピードアップの方法になる。
同様に、「失敗しない」ことも時間やコストのムダをカットできるので、リスク回避の考え方も重要だという。


ふたつめの驚きは「仕事をざっくり3つに分けて管理している」という方法(くわしくは下のメモにあります)。タスク管理アプリにフォルダを3つ作り、それだけですべて回っているそうだ。プロジェクトが400もあるのに?

そこにも独自の考え方がある。
それは、「気分にはムラがあるものだ、と受け入れ、その時やりたい仕事を気分よくするために、スケジュールは前倒しにする」こと。
以前読んだ『1秒もムダに生きない』に近い。
「脳のパフォーマンスを最大に引き出すために環境を整える」という、逆転の発想だ。
デザインというアイデアが大切な仕事だからこその方法だが、工夫すれば他の仕事、クリエイティビティがそれほど求められない仕事でも使えそうだ。


「考える時間以外に、脳に負荷をできるだけかけない」「メリハリをつける」といった切り替えも、深く考えずに脳を1日中酷使している人(私も含めて)には、ヒントになる。
本を読んで感じたのは、佐藤さんが「選択と集中」の上手な人だということ。仕事柄、“無駄を省いて重要なポイントを絞り込む”センスが磨かれたのかもしれない。


もちろん、400ものプロジェクトをやるにはスタッフとのコミュニケーションも必要だし、クライアントとの打ち合わせも重要だ。
複数の人と仕事を進めるコツ、打ち合わせ術といったことにも触れられているので、他者との仕事の進め方に悩んでいる人にも役に立ちそうだ。

世界的デザイナーですごい人なのに、押しつける感じがまったくなくて読みやすい。
面白そうだな、と感じたことをいくつか試してみるだけでも、大きな変化につながるはず。
「自分は仕事が遅い」「時間をかけても結果が出ない」と感じている人はぜひ読んでみてください。

私のアクション:その日の気分で仕事を選ぶために、予定は前倒しにする
■レベル:守 

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。