毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]勝間式ネオ・ライフハック100☆☆☆☆ 

今年の夏頃、書店で見かけて「読みたい!」と思っていたら、家族が借りて来てくれた。
すごい人気でかなり待ったようです。

『勝間和代大全』とでも呼ぶべき集大成でした。たぶん、私の「今年の10冊」に入る本。


  • ポイント1 時間は貯金できる!
  • ポイント2 「体力をつける」のがすべての基本
  • ポイント3 完璧主義をやめると幸福度が上がる



◆本の目次◆
はじめに 変化に対応して幸せになる、アフターコロナの未来地図
Chapter1 問題解決・目標達成ハック!
       〈自分一人でがんばるな。環境と仕組みに注力しよう〉
Chapter2 時間管理ハック!
       〈快適な自由時間はいくらでも生み出せる〉
Chapter3 インプット・アウトプットハック!
       〈情報を正しく取捨選択しよう〉
Chapter4 お金ハック!
       〈一歩踏み出すだけで、ラクラク貯まる〉
Chapter5 思考法ハック!
       〈考え方を変えれば、どんどん幸せになれる〉
Chapter6 人間関係ハック!
       〈良好な人間関係が人生を楽しくする〉
Chapter7 片付け・料理ハック!
       〈ロジカル家事で生活を豊かにしよう〉
Chapter8 ヘルスハック!
       〈健康管理こそ未来への最大の投資〉

こんな本です

今年7月に出た本。やはり「アフターコロナ」を念頭に置いて書かれています。

これからのアフターコロナの時代は、自分と自分の生活を大事にしながら働けるスローライフスタイルをどのくらい築けるか、ということが価値になる(P5)

コロナのように、何かをきっかけに世の中が大きく変化することが今後も起こり得る、と考えた方がよさそう。

変化に対抗する方法は、たった2つです。

  1. 変化を先取りする
  2. どんな変化が来ても対応できるようにしておく(P7)


タイトルにあるとおり、「圧倒的に自由で快適な未来に変わる方法」が100項目紹介されています。
今までの勝間さん総ざらえ、な内容。

人によって必要なこと、役に立つことは違うと思いますが、私にとって重要なところを中心にご紹介します。

ポイント1 時間は貯金できる!

勝間さんは積立貯金のように「時間の積み立て」ができる、と書いています(P63)。
「えっ、時間が貯金できるの?」と思いましたが、確かにこのやり方なら時間は増えます。

そのコツは次の3つ。
1.完璧主義にしない
完璧に仕上げようとすると時間がかかります。勝間さんは、そのへんの割り切りがとてもうまい。
洗濯物もざっとたためばよい、料理もボウルについた具材を完全に取ろうとしない、誤字脱字も第三者にチェックしてもらえばいい、と割り切っているそうです。
 
2.移動の時間をできるだけ減らす
移動時間が一番もったいない時間の使い方だ、と考えている勝間さん。買い物もできるだけネットですませているそうです。

短くできないときはオーディオブックで情報収集、ウォーキングしてカロリー消費、新幹線や飛行機ではパソコンで仕事など、時間のクオリティを上げる。

3.時間の最適化は長い目で見る
1日で最適化しようとせず、1年3年5年で徐々に最適化できればいいと考えましょう。

  • 身だしなみにかける時間を、メイクのアイテムを1つずつに絞ることで短縮
  • 家事の時間を、さまざまなツールと工夫で短縮
  • 仕事の時間も無駄を排除して短縮

など、ひとつひとつは小さくても、1日に1分ずつでも縮められれば、大きな差がつきます。

この3つをくり返しやっていると、積立貯金のように「時間の積み立て」ができていくので、いくつになっても新しいことにチャレンジする時間を確保できます。ちゃんと積み立てていれば、失敗してもやり直す時間もあるわけです(P63)


ポイント2 「体力をつける」のがすべての基本

この本では、いかに勝間さんが健康を重視しているかがわかります。
睡眠は8時間は確保、仕事は3時間程度に収め、家事も2時間くらいですむようにしているという勝間さん。

あとの時間は何をしているんだろう、と思ったら運動でした。

運動が毎日2時間。
1日1万歩は当たり前、日によっては2万歩くらい歩くそうですよ。
びっくりしますよね。


勝間さんは、ルーティンをテキパキこなすには体力がいる、と書いています。

…気持ちを疲弊させないために必要になる体力をつけることです。最初に足りなくなるのは時間より気力の方で、気力は体力と連動しています。私が毎日2時間を目標に運動しているのは、体力をつけるためです。体力がなくなった時点で、やる気もなくなってしまうのです(P33)

これは、個人的にも、最近老親を見ていて実感することです。
歳をとってもやりたいことをどんどんやるためには、まず体力が必要で、そのために何をやめて何をするか考えなければなりません。

「運動する時間を確保するためにどうするか」という視点で生活を見直した結果が、この本に書いてある内容とも言えます。

ポイント3 完璧主義をやめると幸福度が上がる

ポイント1でも出てきますが、勝間さんのようにやりたいことをどんどんやるためには、「まず完璧主義をやめる」のが最初の一歩だと思われます。

読書の敵も完璧主義、と書いてありました*1


効率化を考える時も、まず完璧主義を手放さなければ、改善できません。

この時間内にこれをやる、と決めてその範囲内で終わらせる練習をする。
自分を過信しない、自分以外の人を頼ることも大切。

「完璧主義」の反対が「適当主義」です。その適当というのは、あくまでも分量や程度がほどよくて、適切なところ以上に労力をかけない、という意味(P195)

完璧主義のみなさん(私を含む)、ぜひ「適当主義」になりましょう。


完璧にしようと思うことで自分を疲れさせたり、自己肯定感を下げたりしていますよね?
それを手放せば、自然と幸福度はかなり上がりそうです。

まとめ

ご自身では今でも肩書きを「経済評論家」とされている勝間さん。
「お金ハック!」は必要なことがまとめられているのでさすが、と思いました。
マネーの本1冊読まなくても、これで必要充分な内容です。


家事の簡略化や健康についても最新情報が載っています。
たとえば、「ヘルシオとホットクック、どちらか先に買うならホットクック」とか。
勝間さんはシュガーフリー生活と運動で、現在の体脂肪が19%(!)とか。


今まで勝間さんの本を読んできた人はもちろん、これから読みたい人にもお勧めの1冊。
気になるテーマだけ読むこともできるし、どこからでも読める作りになっていますよ。

私のアクション:Kindleの読み上げ機能*2を使って本を聞く
■レベル:破 今までの本の総覧なので、興味のあるテーマは元の著書を読むのがおすすめです


次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。
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*1:全部読もう、全部理解しようと思わない。読み上げ機能で耳で聞いてもある程度は理解できる。どうしてもわからなかったところだけ、読めばいいそうです

*2:調べてみたところ、Kindleの機能ではなく、再生する機種(iPhoneやiPadなど。勝間さんはAndroidを使われているので詳細は不明)に付随する機能のようです。手持ちのKindleペーパーホワイトに読み上げ機能はありませんでした