読むことができました。
初めてのご著書だと思うのですが、内容がものすごく濃い1冊でした。
- ポイント1 終了後30分が学びのゴールデンタイム
- ポイント2 カギは「自分でたどり着いた答え」
- ポイント3 ひらめきメモを作る
◆本の目次◆
第1章 学びを結果に変える、読書法
第2章 うまくいっている人・モノから吸収する
第3章 「ひらめきの素材」を増やす思考法
第4章 「顧客体験」で、ひらめきトレーニング
第5章 常識を疑う・ゼロからイチを作る
第6章 「思考のデータベース」を作るメモ術
第7章 ひらめきを活かす、仕事術
こんな本です
著者・瀬田崇仁さんは、「頭の使い方コンサルタント」として活躍中の方。
なんと、独立後、名刺を作る前に口コミで評判が広がり、企業などから依頼が入ったそうです。
「ひらめき」は一部の天才だけにおとずれるもの、と思いがちですが、著者はそれを否定。
Excelや英語、営業や指導のテクニックなどと同様、誰でも身につけられるスキルだと書いています。
「スキルとして身につける方法」を、順序立てて教えてくれる本。
内容は、「読書」「情報収集」「思考法」「お金の使い方=顧客体験」「習慣」「メモ術」「仕事術」の章にそれぞれ分かれています。
この記事では、主に「情報収集」と学び方、まとめる「メモ術」についてご紹介します。
ポイント1 終了後30分が「学びのゴールデンタイム」
「学びのゴールデンタイム」とは、学んだことが最も身につく時間帯のこと。
たとえば、こんなタイミング。
- ビジネス書を読み終わった
- 社内研修のカリキュラムが終わった
- 社外の勉強会やセミナーに参加した
- オンラインの教材や講座を学び終えた
の直後30分が「学びのゴールデンタイム」となります。
たいてい、何かが終わったあとは
「ああ、やれやれ。終わった終わった」
とリラックスしたり、さっさと移動したり、次のことを始めてしまいますよね。
ここが、成長できる人とそうでない人の差になるそうです。
終了直後の30分、受け取ったものを振り返り、整理することで、得た情報をより効率的に、自分の血肉にすることができるのです。
著者がすすめるやり方は、「A4マトリクス・ノート術」。
本の前の方で出てきますが、簡単に説明すると、次のようになります。
- A4ノート1ページを4分割し、マトリクスを作る
- 左上:実行すること/右上:思いついたこと/左下:衝撃を受けたこと/右下:その他、重要なこと
を埋めて整理していく。作業としてはこれだけです。
大切なのは、問いを立て、自分がこの後どう行動するかを決めること。
それが「自分なりの答え」に導いてくれます。
ポイント2 カギは「自分でたどり着いた答え」
上にも書きましたが、「自分でたどり着いたかどうか」が重要。
問いの先にたどり着いた、自分なりのアウトプット(結論)95
ただ情報を集めるだけではなく、そこから何らかの問いを立て、その答を探っていきます。
たどり着いた答、それ自体がオリジナルでなくてもよいそう。
自分に何が必要かを考えた結果、得られたものならOK。
そうした思考を鍛えていくことで、答えそのものがオリジナルになってくるそうです。
ポイント3 ひらめきメモを作る
※第6章の内容をまとめてみましたが、正直言って本を実際に読んでもらった方がわかりやすいです
■使うものは、スマホ付属のメモアプリ(例として出ているのはiPhoneの付属アプリ「メモ」)
※PCやガラケーでもOK
並べ替え、検索が簡単になるのが、デジタル化の狙い
■1テーマ1メモを原則にし、タイトルをつける(20字1行)
タイトルを付けることでジャンルを明確化
■エッセンス、詳細を書いていく
エッセンスはこれまでに得た「ひらめきの素材」、つまり「A4マトリクスノート」の4分類に書いたことや「自分でたどり着いた答え」→これも20字1行で
詳細はエッセンスを深掘りしたものや、そこから派生したもの→これも20字1行で
■ブロックにする
エッセンスを書き足していくと、グループにできるものが出てくる。これをまとまるように並べ替え、できたものをブロックと呼びます
■400~450行を超えたら、同じテーマで新しい箱(メモ)を作る
この作業を繰り返すことで、情報の扱い方に慣れていくことができます。
情報と情報を自由に結びつけることが可能に。
これが、ひらめきを生む素になります。
流れを文字で読むと大変そうですが、慣れれば簡単にできると思います。
メモアプリは使い慣れたものがいちばんだと感じました。
まとめ
この本で語られているのは、情報を得ることではなく、「情報からいかに自分の答(オリジナルなひらめき)にたどり着くか」。
情報を得た時にどんな問いを立てるか、そこから自分はどう行動するか、がすべてを決めます。
ひらめきメモ術は具体的ですぐに実行できそうです。
ブログ記事ではうまく説明し切れてないので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
私のアクション:読書シートの書き方を変更する♪*1
■レベル:破 むずかしくはありませんが、他にはない新鮮な内容なので
失敗を楽しめる人は、何をやっても最強です。チャレンジを恐れることなく、実験として楽しんでしまう…リスクなく回数を重ねるなかで、この精神を身につける——瀬田崇仁『ひらめきはスキルである』
— やすこ (@yasuko659) 2022年2月13日
まずは目の前の食材を組み合わせる「ちょい足しレシピ」実験から試そう#読了 #本が好き #総合法令出版 pic.twitter.com/JL2Toa2lag
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
book.yasuko659.com
【関連記事】
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
*1:「A4マトリクスノート」のフォーマットは読書にも使えます