人間は「どんなことも忘れてしまう」。だからメモする
- ポイント1 「スケジュール帳」と「仕事系ノート」の2本立て
- ポイント2 おすすめはA4サイズ
- ポイント3 書きっぱなしにしない
◆本の目次◆
第1章 「メモ活」の基本原則
第2章 とにかくすぐに記録する!段取りメモ
第3章 A4ノートに記録する!要約メモ
第4章 速く、正確に記録する!スピードメモ
第5章 思考を加速させる!アイデアメモ
第6章 文章力の決め手!素材メモ
ポイント1 「スケジュール帳」と「仕事系ノート」の2本立て
サイズはA4だそうです(ポイント2参照)。
私のメモは大きく2つ…「スケジュール系」のメモと「仕事系」のメモです。この2つをうまく使い分けることで、締め切りを堅守し、圧倒的な結果を出せる(P5)
スケジュール系のメモをとるのは…左側に週のスケジュールがあり、右側が罫線入りのフリースペースになっているもの(P5)
大きいサイズだとページに余裕があり、いろんなことを書き込めます。
■スケジュール帳
今週のTODOリストを始め、中長期のターム、うっかり忘れそうなことまで。
右ページのどのあたりに書くかを決めておけば、書く時も見る時も迷いません。
■スケジュール以外のことはすべて書く「仕事系ノート」
打ち合わせ、議事録まとめ、本の内容から飲み会で心に残った言葉まで、ありとあらゆることを書くそうです。
大事なのは、「2冊のどちらかに必ず書いてある」という安心感。
一番困るのが「どこに書いたかわからない」こと。
2冊を併用し、必ずどちらかに書くようにすれば、行方不明になりません。
ポイント2 おすすめはA4サイズ
全体的に自由度の高い方法ですが、唯一著者がこだわるのがサイズ。
著者は大きめノート推進派です。繰り返しA4をすすめています。
その理由は
- 大きいと、書きやすく、見やすい
- カバンの中ですぐ見つかる
- 1冊で長期間使える
- 書類、クリアファイルとサイズが統一できてスッキリ
- 保存もしやすい
…などなど。
先日読んだ『小さいノート活用術』と真逆のことが書いてあるので笑ってしまいましたが、これはもう好みの問題ではないでしょうか。
著者は取材の仕事も多く、A4ノートでも、すぐ使い切ってしまうとか。
すぐ取り出せるカバンを愛用されていて、重さ<使いやすさ。
たくさん書きたい人にはよさそうです。
ポイント3 書きっぱなしにしない
おそらく「一番のコツ」はこれ。
たとえば、商談のメモを書ききれなかったら、必ず帰りの電車や会社に戻ってから追記する。
気づいたことも書いておくと、同じような仕事をする時に参考にできます。
スマホに書いたメモも、仕事系ノートに転記しておく。
あとで追記できるよう、メモはあえて余白を空けておくのがポイントです。
大きいノートだと、スペースに余裕があるから追記しやすい。だからA4サイズ推しなんですね。
さらに、折に触れて読み返すことも大切。
書いたことで満足していたらダメで、書いたことを活かす気持ちとしくみが必要なようです。
感想
お世話になっているブログで絶賛されていた本。
著者はライターで、著書多数。しかも名前の出ないお仕事もたくさんされています。
なのに、フリーになって25年間、一度も締め切りを破ったことがない!
――それだけで、「どんな方法なんだろう?」と思いますよね。
単なるメモの話だけではなく、仕事術の本としても役に立ちます。
インタビューのコツ、企画書の書き方、議事録の取り方から文章の書き方まで、すぐ使える充実した内容です。
こんな人にオススメ
- メモって何を書けばいいのかわからない
- 書いてはいるけど、どうまとめたらいいのかわからない
- 紙のノートとスマホ、どう併用すればいいのかわからない
すべて、答が載っています。
もっといいメモの取り方が知りたいすべての人に、おすすめです。
■レベル:守 ノートのサイズ以外は、誰でもやりやすい方法です
私のアクション:来年の手帳をウィークリーレフトタイプにする♪
もともと人間は、いろんなことを忘れるようにできています。だから、「どんなことも忘れてしまう」ということを前提に行動する必要がある——上阪徹『メモ活』
— やすこ (@yasuko659) 2022年12月6日
忘れないために、メモを取る。これがメモの大前提#読了 #本が好き #学研プラス pic.twitter.com/Mzpx1UN2nJ
次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
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↓記事では触れていませんが、実は樺沢さんも「A4ノート派」
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