毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]朝イチの「ひとり時間」が人生を変える☆☆☆☆

朝の2時間は、人生のボーナスタイム


  • ポイント1 早起きして生まれた時間は、人生のボーナスタイム
  • ポイント2 急ぐのではなく、早く始める
  • ポイント3 時間ではなく、自分を管理する



◆目次◆
グローバルリーダーたちの朝の過ごし方
プロローグ 早く起きるだけで、もっといい人生が送れるのなら
1 明け方は裏切らない
2 朝4時30分、新しい自分に出会う
3 少しずつ成長する方法
4 人生を変えるモーニングプランナー
エピローグ 明け方は、変化の種を蒔く時間!

読んだきっかけ

家族が借りてきた本。おかげでなかなか興味深い本が読めました。

こんな本です

著者は米国ニューヨーク州・ジョージア州の弁護士資格を持つ弁護士で、韓国生まれ、ニュージーランド育ち。
アメリカのロースクール卒業後、米国司法試験に合格。現在は韓国の社内弁護士として勤務している。

Youruberとしてモーニングルーティンを公開したところ早起きブームが起き、この本の執筆に繋がった。


早起きして自分の時間を作るというコンセプトの本はたくさんありますが、この本は早起きするだけでなく、自分の時間を作る方法や、自己啓発のヒントなどもあり、盛りだくさんです。

【参考】文響社のプレスリリースです
prtimes.jp


ポイント1 早起きして生まれた時間は、人生のボーナスタイム

著者が早起きしたきっかけは、たまたま「朝4時半に目が覚めた」からだったそう。
アメリカから帰国して韓国で働き始めたところ、思うように行かずネガティブ思考に陥っていた。

私が朝4時30分に起きてしたことは、自分の心を覗いてみること。
今自分が本当にしたいことは何か、これから自分にできることは何なのか、考えてみることから始まった(P8)


自分の気持を整理することでポジティブなエネルギーが取り戻せたといいます。
その褒美につられ、早起きが習慣化。


とはいえ、早起きして毎朝バリバリ仕事や自己啓発に邁進するわけではないそうです。

どれだけ疲れていても、静かな明け方に温かいお茶を飲みながら、好きな音楽を耳にしていれば、自然とエネルギーが満たされる。落ち込んでいるときも同じで、朝早くに自分だけの時間を過ごすことで、安心感が取り戻せる(P31)


早起きして生まれた時間は「ボーナスタイム」なので、好きに使えばいい、というのが著者の考え方。

明け方は、自分があえてする必要のない、したかったのに無理だと思っていたことをただ実行に移してみる時間(P50)

私は明け方に音楽を聴き、お茶を飲むだけでなく、好きな映画やテレビ番組を観たりもする。そのうち目標ができれば、それを達成するために時間を費やす。会社の仕事から離れ、やりたいことやプランを最優先に置くのだ(P41)。

早起きすることで「自分を最優先」する時間が生まれる。そこがカギのようです。

ポイント2 急ぐのではなく、早く始める

成功したかった著者は、人生のプランを詳細に立てていたそうです。
人より先んじてこそ、成功できると思い、先回りしてがんばって急ごうとする人生を送ってきたとか。


しかし、計画通りに行かなかった。
計画よりも遅く、20代後半で志望校よりも下のロースクールに進学。

そこには20代から70代までさまざまな年齢の学生がいた。
みんな自分なりの時期に合わせてロースクールに来ていたのを見て初めて、自分が遅すぎたわけではないと悟ったといいます。

それ以来、私は人より先を行こうと焦るのをやめた。思い起こせば、その代わりに今できることを朝早く始めようと決めたのだった(P59)


もともと、学生の頃から早起きして足りない時間を補っていた著者。
明け方時間に課題を終えたり復習したりすることで、優秀な成績を修め、もともと行きたかった名門ロースクールへの編入を果たすのです。

結局、他人より人生を速く進めば、夢も早く叶えられるわけではなかった。それよりも、今すぐできること、与えられた1日を早く始めることが、私にとっては目標を達成できる真の近道だったのだ(P60)


この言葉は示唆に富んでいます。
早く早くと焦るのではなく、今できることに集中する。早起きした時間を使って着実に進めることで、未来が開ける。

できることからやればいいんだ、足元から固めればいいんだ、というのは励みになります。

ポイント3 時間ではなく、自分を管理する

忙しい日々を送りながらも、YouTuberとして活躍したり、さまざまなことを楽しんでいる著者。
さぞ時間管理が上手なんでしょう…と思ったら違いました。


かつては時間を管理しようと試したものの、うまく行かなかったそうです。
意思とは関係なく、時間は無情に過ぎてしまうから。

だから時間は管理しない。
その代わりに自分自身を管理する(P121)。


まずは成功体験のため、仕事以外の空いた時間に「自分との約束」を書き入れましょう。
そして、その約束を守ることが習慣になるよう、環境を整えます。

例)
「今日、ちょっと会える?」と連絡があったら、断って本を1行でも読んでみる
友達とおしゃべりしたくなったら、音楽を聴きながら自分に集中する時間を持つ
特にすることがないならSNSで情報収集しようとせず、自分の部屋、PCのフォルダ、スマホの写真など、日々目に映るところを整理する


この言葉は刺さりました。

スケジュールだけしっかり組んでも、なかった時間がひとりでに生まれるわけではない。自らコントロールする生活をしてこそ、自分の望むスケジュールを組むことができる(P191) 

著者はプランナー(スケジュール帳のこと)を発売するという夢があるので、独自フォーマットで1日の予定がこの本に公開されています。
もちろん、時間ごとに細かく決めるのではなく、時間帯ごとのToDoリストになっているところがポイント。

「時間を管理する」方法がうまく行かなかった人にはヒントになりそうです。

まとめ
  • 早起きすると、人生のボーナスタイムが得られる
  • 朝の時間を自分のペースで過ごすことで、1日の過ごし方も変わってくる
  • その結果、毎日に余裕が生まれ、自己肯定感も上がり、人生が変わります

早起きで得られた時間は好きなことに使えばいい。やりたいことが見つかれば、その時間に充てる、というのは責められている感がなくていいですよね。
グローバルリーダーたちのモーニングルーティンもたくさん紹介されているので、参考になります。

感想

私はこんな風にして早起きで人生を切り開いてきた、という本。

ちょっと勝間和代さんの匂いがします。
苛烈です。「私にもできたんだから、あなたもできる!」は真に受けると危険かも。

でも、早起きして人生のボーナスタイムを得るのはいいと思いました。
自分がコントロールできるのはその時間だけ、だから早く起きる。


余談ですが、アメリカのロースクールを経て司法試験に合格することがどれだけ大変なのか、この本を読めばよくわかります。
過日、元皇族の方が世間を賑わした際、もしこの本があればどれだけそれが無●なことであったかよくわかったのに…と思ってしまいました…

こんな人にオススメ
  • 忙しくて、やりたいことをする時間がない!という人
  • 早起きしたいのに起きられない、という人

■レベル:破 ただの早起き本ではないので 
私のアクション:朝活ウィークリーシートを再開し、朝の自分の動きをコントロール



次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
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