毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]不毛な時間をゼロにする☆☆☆☆☆

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【「ちょっとした問いかけ」で、わたしたちの思考や行動は大きく変わる】


  • ポイント1 人生を変える「3つの問いかけ」
  • ポイント2 「良い自分軸」を持とう
  • ポイント3 不毛をゼロにする「3つの円」

◆目次◆
第1章 不毛な時間をゼロにする「3種の問い」
第2章 不毛な努力をゼロにする
第3章 不毛な習慣をゼロにする
第4章 不毛な付き合いをゼロにする
第5章 不毛な会話をゼロにする

読んだきっかけ

ツナグ図書館の活動を通じ、著者・佐藤悠希様よりご恵贈いただきました。
ありがとうございます。

こんな本です

タイトルを見て「時間術の本かな?」と思いますが、さにあらず。

もちろん「不毛な時間」も減らせますが、この本は本質的な問いかけをすることにより、あなたがあなたらしく生きていくことを学べる本です。
自分が望む生き方をできたら、「不毛なあれこれ」はゼロに近づくのです。

ポイント1 人生を変える「3つの問いかけ」

佐藤さんはアドラー心理学をベースにした手法で、のべ3万人にコーチングをされてきた方です。
そのベースにあるのが「魔法の問いかけ」。
実は人は適切な質問をされるだけで、行動力がアップするという科学的なデータもあるそうです。


佐藤さんが用いている3つの問いがこちら。

「本当はどうしたい?」→【主体性】を引き出す
「どうだったら最高?」→【未来への解像度】を上げる
「何が大事?どうして?」→【多様性】を認める(P34)


実際には、状況などによって少しずつ問いの内容は変わります。
たとえば、これは【主体性】を問う質問。

「本当はどうしたい?」→意思を引き出す
「どうしたらできそう?」選択肢を引き出す
「そのためには何ができる?」→実際の行動を促す(P47)

具体的にはこんな感じの問いになります。

「どうだったら最高?」→理想像を引き出す
「〇年後、どうなりたい?」→目標を定める
「10点満点の状態は?」→より具体的な未来を描く(P48)

最初はうまく答えられなくても大丈夫。
問い続けることで、あなたの頭は少しずつ考え始めるのです。

ポイント2 「良い自分軸」を持とう

「良い自分軸」をしっかり持っている人は実は少ない、と佐藤さんは言います。

なぜなら、自分軸とはただ「自分らしく生きる」という漠然とした概念ではないから。

【価値観(何を大切にしたい?】+【目的(どうありたい?)】
という具体的な2要素から構成されています。
(中略)
……「自分軸の解像度」をあげることが大切になってきます(P136)。

よくないと思っている習慣をやめるにも、「良い自分軸」がしっかりあれば、流されるリスクもぐっと減ります。

たとえば「SNS断ち」や「読書」を習慣化したい場合。
「何を大切にしたいのか?」
「どういう未来のために、それを習慣化したいのか?」
という自分軸が不明瞭のままだと、ズルズル先延ばしになってしまいがち。

逆に、たとえば
「親が子どもに対して自ら勉強する姿勢を見せることが大切だし、キャリアップして家族と豊かな時間を過ごしたい」
といった明瞭な自分軸があると、よい習慣を続けやすくなります。


最初は面倒に感じるかもしれませんが、しっかり「自分軸」を作ることで、習慣化が楽になります。
もちろん、自分軸を作るにも、3つの問いを駆使して自分の中にある望みを明確にすることから。

ポイント3 不毛をゼロにする「3つの円」


こちらは、自分の本当にやりたいことに集中するためのワークです。
「付箋」と「ペン」を用意してください。

自分自身に「どうだったら最高?」と問いかけて、
短期(1日~1ヶ月)/中期(3ヶ月~1年)/長期(3~10年)
の期間で、自分のやりたいことやタスクを「付箋」などの移動できるものに書き出しておきます。
(中略)
次にやることは、ノートに大きな円を3つ描き、Will/Can/Mustと書きます。この図に、さきほど付箋に書き出しておいた「自分のやりたいことやタスク」を配置してみます。
(中略)
【Will(やりたい)】自分がモチベーション高く取り組めること。
【Can(できる)】自分の経験や能力であればやれること。
【Must(やらなきゃ)】仕事や家庭などで、どうしてもやる必要があること。

そして最後に左ページの図(=上の写真、記事作成者追記)のとおり、図中の領域を次のように判断していきます。
aは、積極的にやったほうが良い領域
bは、自分の能力をさらに磨くか、できる人に協力をお願いする領域
cは、本当に自分がやる必要があるのか再検討が必要な領域(p85-86)

ここでのポイントは

  1. 「自分がやらなきゃ」と思っているMustが本当に自分がやる必要があるのかを考えて手放す
  2. CanはAIで代用するか、先送りする→できるからって全部やっていると、不毛な時間になりやすい
  3. WillIに全力で取り組む


一度書き出して見つめ直すことで、本当に必要なことに集中できるようになります。
かなりはしょってしまったので、このワークに興味の湧いた方は、ぜひ本で読んでみてください。

こんな人にオススメ

「自分のほんとうの望み」がわからないすべての人に。
「不毛な時間を過ごしてしまった……」という後悔が、少しずつ減るはずです。

レベル

 内容は難しくありませんが、類書がない斬新な本なので。 

私のアクション:「10点満点で今何点?1点上げるには何をする?」と自分に問うくせをつける




※この本のメモはありません


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※テイストとしてはあっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方に似ているな、と思ったんですが、残念ながら読書日記を書いていませんでした…。