毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ☆☆☆☆ 

家族が借りてきた本。勝間さん、どんどん本を出されているんですね。
今までの「勝間式」シリーズの延長線上にある本です。


昨今のコロナ事情を踏まえ、これからどんな風に生きていけばいいのか。その考え方と方向性を知る目的で読みました。


  • ポイント1 成果報酬型の人と、定額制(お給料)の人がかみ合わないわけ
  • ポイント2 「教えて君」になるな
  • ポイント3 賢くお金を使う



◆本の目次◆
はじめに 仕事/料理/運動/VR
第1章  快適さも収入も あきらめない、現代版スローライフのすすめ
第2章  スローライフで不自由しない お金の稼ぎ方・使い方
第3章 自宅を世界一快適にする方法
おわりに――変化は大チャンス

こんな本です

本書は、自宅になるべく滞在しながら、自由な時間と空間を手に入れ、短時間労働で充実した生活を送る――そんなアフターコロナで幸福に生きるためのスローライフをすすめる本です(P38)

プライベートのいろいろが重なって、2019年にひとり暮らしになった勝間さん。
2020年から新型コロナの流行が始まり、仕事についても見直す必要に迫られました。

その結論は

「とにかくなるべくスケジュールをゆるゆるにして外出するスケジュールは最低限にする」、その上で「自宅でさまざまなテクノロジーを駆使しながら生活と仕事の生産性を高めていく」ことこそが、自分の最も快適なライフスタイルだということです。
私はこれを「ポジティブな引きこもり」と名付けています(P252)。

そのための考え方と、具体的な方法が学べる本。


具体的な方法は、今までの勝間さんの本とそれほど大きな違いはありません(最新のツールへの言及はありますが)。
ものごとのとらえ方、考え方に関する気づきが大きかったので、それをご紹介します。

ポイント1 成果報酬型の人と、定額制(お給料)の人がかみ合わないわけ

勝間さんは典型的な成果報酬型の人。
成果報酬型の人は、無駄な仕事をしない。報酬につながらない仕事をいかにやらないかを常に考えています。効率化が自分の報酬を決めると言ってもいい。


一方、一般的なサラリーマンは定額制。勤務時間が決まっているため、仕事を効率化させて時短できても、空いた時間に他の仕事をさせられるので、仕事が増えるだけ。これでは、効率化への意欲がわかないのも当然です。


仕事に対するものさしが違うので、定額制の人と打ち合わせをすると、成果報酬型の勝間さんはストレスが溜まるそう。
――無意識に「定額制」の考え方になっていたかも、とハッとしました。


私は一時期「成果報酬型」にシフトしたものの、「定額制」(時給)に戻ってきためずらしいタイプ*1
確かに、「その場に存在すること」が求められる仕事なので、極端な話、職場に居ればお金はもらえる。


一生このままでいいとは思っていないのに、知らず知らずのうちに「定額制」意識で生きてしまっていました。
「成果報酬型」の人になりたければ、まず意識を「成果報酬型」にするのが先!と危機感を覚えました。

新しい「スローライフ」を実現するには、「成果報酬型」の仕事にシフトするのが第一歩、ですから。

ポイント2 「教えて君」になるな

この本でもヒントはいろいろと示されていますが、自分に合うやり方は自分で試行錯誤して見つけていくしかありません。

そういう時、必ず「ヒントではなく、自分が具体的にどうすればいいのか教えてくれ」という人が現れる。
勝間さんは、そういう思考を放棄した人を「教えて君」と呼んでいるそうです。

全部教えてもらえると思っていたら、成長はありません。


自分にとって最適な方法を見つけるには、新しいことをするので、失敗のくり返し。
勝間さんだっていっぱい失敗しているのです。

うまくいったものは残していくということをくり返し、失敗を重ねながら残ったところに「自分のスローライフの道がある」というイメージ(P76)。


自分に合う方法を見つけるには「自分一人で考える時間」が必要だ、と書かれています。
「少なくとも1日に2時間以上」!

最も重要なのは、自分の心の内側や自分の経験、あるいは自分の将来について考える内省の時間……自分一人でいる時間を増やすことによって内省の時間を増やし、自分自身の正解を探ることができるようになる(P168)

家にいる時間を長くできる今はチャンスとも言えるのです。

思考停止した「教えて君」にならないよう、自分について考える時間は優先して取りたい。

ポイント3 賢くお金を使う

3つ目は投資の話。
投資と言えば「お金をどう増やすか」だと思いますが(もちろんその話も出てきます)、ここでは「何を買うか」「何にお金を使うか」。


勝間さんは、効率のいい仕事や生活のために端末をたくさんお持ちです。
パソコン3台
スマホ3台
タブレット6台
Kindle Fire2台
Google Home(スマートスピーカー)3台
などなど(これでも一部)

これは、お金のあるなしではなく、「何に投資するか」という話なのだそうです。


勝間さんの本には何度も出てきますが、「地位財/非地位財で考える」ことがポイント。
「地位財」というのは、簡単に言えば「人に見せびらかす」ための買い物です。

例)時計は基本、「時間がわかる機能」があればOK(スマートウォッチは除く)。
でも、ロレックスやフランクミュラーを買うのは「他人との比較で満足を得るため」。


勝間さんは「地位財」には興味がありません。テクノロジーを使い倒すために投資している、と言えます。

私はそれら(高額なブランドの服や腕時計やアクセサリー)の消費は一切しませんが、端末には豆に投資をすることで、多様なテクノロジーを駆使できるようになり、自分の収入を増やし、同時に生活を豊かにすることができています(P145)

お金は賢く価値のあるところに使いましょう。
何かを買ったりサービスを利用したりする時、「自分は何を得るためにそのお金を使うのか」考えてみるとよさそうです。

こちらは勝間さんのインタビュー。この本の内容をかなりカバーしています。
dot.asahi.com

まとめ

具体的な方法、勝間さんにとって現在のベストなツールなども紹介されています。
新しいこととしては「オンラインジム」や「VR瞑想」の魅力を力説。


また、今回は紹介していませんが、「移動時間をできるだけ減らす」ことで大きな時間の枠を作るスケジューリングの話や、時間割引率についてもくわしく載っています。
「アフターコロナをどう生きるか」という考え方を知りたい人にお勧めの1冊。
私のアクション:(運用する方の)投資環境を整える
■レベル:守 




次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
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*1:勝間さんは一度「成果報酬型」にシフトしたら戻る人はいない、と書いていたけど、安心感が違うんですよ…