毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

「いつもの自分」は「平常心でいられる自分」じゃない☆☆☆☆

かなり前に、ネットで知った*1本。かなりくわしく内容が紹介されていて、「いつもの自分」の定義がちょっと変わっていたのと、「OKライン」というものに興味を持った。
図書館で予約し、待つこと数ヶ月。やっと読めた。

さすがはトップアスリートを多数指導してきたメンタルトレーナーだ。新鮮だった。


◆目次◆
まえがき
レーニングを行う前に
1すぐにできる簡単トレーニン
2「120%」の幻想を捨てよう
 メンタルの大切さに気づく
 本番で100パーセント力を発揮する
あとがき

著者の言う「いつもの自分」の定義は次の通り。

 「いつもの自分」とは、リラックスしていることではなく、緊張している自分にちゃんと気づけて、それを受け入れることができていることです(P4)。

よく「平常心」とか「リラックス」というが、ちょっと違うそうだ。
緊張している、怖いと感じる、という一見ネガティブな感情をきちんと受け止める。
その上で、対策を考えるのだ。


著者は元サッカープレイヤー。残念ながらプロとしてはほとんど活躍できなかったが、スペインやイタリアのリーグに挑戦した経験が、トレーナーとしての活動に活きている。
海外の一流プレーヤーに接することもあったそうで、一番の違いは「感情を評価しない」ことだという。

緊張したり、ネガティブな感情を持つことを日本では「弱い」と考えるが、それは自分の気持ちにフタをして無理やりポジティブに持って行くことになり、失敗しやすい。
どんな感情を持っていようと、結果が出せればいいのだ。
著者の「メンタルトレーニング」は、こういう方向性をはっきり打ち出したもので、わかりやすい。


私が知りたかった「OKライン」とは、「自分自身にOKが出せる基準のライン」のこと。
これは自己肯定感と大きな関わりがあり、いかにOKラインを低く設定して、成功体験を重ねるかが大切だそうだ。
海外の一流選手は「自己肯定感」が安定して高い人が多いという。

このため、「OKライン」をどう設定して、自己肯定感を高めていくかも、この本でくわしく教えてくれる。
また、「夢」と「目標」の違い、どう「目標」設定して夢をリアリティのあるものにしていくか、というプロセスは今まで読んだ中で一番しっくり来た。


本は2部構成で、前半が簡単にできるトレーニングが50、後半はメンタルのしくみ解説などの文章だ。
ご自身の半生から得たものを元にした後半の方が、私には面白かった。
レーニングは身近なものを使って、すぐに結果が出せるものが多い。プレゼン直前や、苦手な人とのコミュニケーションなど、ビジネスの場面で役に立ちそうだ。

ただがんばることがいかに的外れかよくわかります。
「がんばっている人」から「結果を出せる人」に変わりたい人は、ぜひ読んでみてください。
私のアクション:「OKライン」を思い切り下げる 
■レベル:守 結果を出したいすべての人に。とてもわかりやすく書いてあります。
例はアスリートの方が多いですが、ビジネスにも応用可能だと思います。

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以下は私のメモなので、興味のある方はどうぞ。※メモに関してこちらをご覧ください。

*1:確か、著者ご自身のインタビューだったような…