毎日「ゴキゲン♪」の法則

自分を成長させる読書日記。今の関心は習慣化、生産性、手帳・ノート術です。

[読書日記]勝間式 金持ちになる読書法☆☆☆☆

【2022.7.7UP】
家族が借りてきた本。
タイトルを見て「うへぇ」と思いましたが、読んでみたら内容はまとも。


本の読み方が変わるかも?今年の10冊にノミネート決定です。


  • ポイント1 翻訳本を読もう
  • ポイント2 読書は運動と同じ。習慣化しよう
  • ポイント3 読書が一番コスパがいい



◆目次◆
序章 お金持ちになる方法は読書で学習できる
第1章 絶対的読書のススメ
第2章 どんな本をどんなふうに読むのか
第3章 今すぐできる!読書ハック
第4章 お金持ちになる読書術 実践編

こんな本です

勝間さんが今の成功を手に入れた秘訣は「読書」。

人の知識と経験を1500円程度で手に入れられる。
こんな素晴らしいツールは他にはありません。


勝間さんは読書を「合法的カンニング」とまで言っています。

自分とは違った経験や体験をしてきた人たちの話を踏まえ、その人たちの研究成果や思考の足跡を辿って、自分ひとりでは辿り着けなかった知性の高みや稀少な情報に触れられるようになる。そのうえで情報強者となり、結果的にお金持ちに(P112)

そのための読書のコツと、得られるものを学べます。
即物的なお金儲けの本ではなく、「情報強者をめざし、その結果お金を得る」という本です。

ポイント1 翻訳書を読もう

勝間さんは翻訳書を強力にすすめています。
なぜなら、「まだ日本には浸透していない情報をいち早く得られる」可能性が高いから。


情報強者を目指すなら、「人の知らない情報に価値がある」と考えましょう。

最小の労力でお金持ちになる、もっと自由な時間を手に入れたいと思うならば、それはほかの人たちが手に入れていない情報を自分のものにする必要があります。
(中略)
数ある翻訳書から最先端の情報を仕入れること(P107)

「迷ったら翻訳書がおすすめ」だそうです。
特に、新しいテクノロジーを紹介している本。


「移動手段」や「情報通信の進化」といった、わかりやすいものだけでなく、思考や知識にもテクノロジー的な発展があるのだとか。
世界での思考やテクノロジーの進歩を知るには、海外の情報を積極に取り入れなければなりません。


翻訳書のメリットは、厳選された内容であること。
そもそも、翻訳して日本で出そうと考えるような本は、現地でベストセラーになっているなど、評価や質が高いもの。

最初から日本語で書かれた本以上に、翻訳や時間のコストをかけるため、価値のある本だけが厳選されています。
その結果、ハズレが少ないんですね。

ポイント2 読書は運動と同じ。習慣化しよう

隙間時間を使っていつでもどこでも本を読む習慣をつけ、体を鍛えるように頭を鍛えてください。人生120年時代というものを考えたときに、体力だけではなく思考力とても重要になります。
その思考力を日々鍛えてくれるのは、何よりも読書(P221)

「そんな時間ないよ」と思ってしまったあなた。勝間さんは次のように考えれば、読書時間は作れると書いています。

「ふだんTVやネットニュースを見ている時間を、すべて読書にあてる」
これだけで、毎日1-2時間は読書にあてられるそうです。


人生に役に立たない情報に時間を費やす方が、お金の浪費よりもったいない!
そう考えてください。

歩く目標は1日1万歩。読む目標は1日4万字(!)
8760.news-postseven.com
↑この記事によれば、3時間くらいで4万字行けるそうですよ…


1冊7-10万字、多い本で12万字。
私が調べたところによると、新書が1冊6万字くらい(別のサイトでは8-12万字)だそうなので、1日4万字読めるとすれば、2日で1冊のペースでしょうか。


これで、年間300-500冊を目指すそうです…ヒィィィ。
まあ、1日に一定時間とってジョギングや筋トレを継続することを考えれば、「本の種類や内容を問わず、とにかく1日4万字を読む」という目標を掲げて取り組む、というのもそんなに無茶なことではないのかも…うん。

ちなみに、勝間さんは「聞く読書」にして歩きながら読書もされています。そのノウハウも本書にあります。


「時間はわかった。じゃあ金額はどのくらいを目指せばいいの?」という質問の答はこちら。

金額でどのくらい投資するかの目安は月収の5-10%くらい(P173)

だそうです。小遣いではなく、月収というのがすごい。
「投資」ですから。

ポイント3 読書が一番コスパがいい

「何でもコスパにしないでよ、読書は趣味なんだから」と思いたくなる気持ちはわかります。私もそうでした。
ただ、趣味の読書と情報強者になる読書は分けてください。
投資としての読書をして、リターンを得る。そういう本ですから。


勝間さんによれば、「ネットは玉石混淆、むしろほとんどが石」だそうです。

ウェブ記事やメールマガジンなどでも目的地に行けないことはないのですが…自動車という読書に比べると、自転車かキックボード程度(P98)

効率悪すぎますね。


ネット上の情報はクオリティに問題あり。

ネット上の文字情報というのは、地元の学芸会とか、手作りのインディーズ・バンドのライブのようなもの
(中略)
書籍というのは有料のホール・コンサートのようなもの…ある程度の品質は保証されている

タダだからと言って、時間を使って質の悪い情報を入手するのはどうなの?という話。


本というのは出版前に編集者や校正者など、多くの人のチェックを経ています。その結果、質のいい情報に。
とても納得できました。


これはKindleの自費出版(出版社を通さない)KDP*1を読むとよくわかります(注:個人の感想です)。
自分ひとりで出せるので、チェック機能がないんですね。


本という形にまとめられていてもこの差なんですから、個人がネットに書いているものなんて「ほぼゴ○」と言われてもしかたありません。
(長年ブログを書いている身としては辛いですが、これが現実です)


昔『空気を読むな、本を読め。』という本がありましたが、現在は

「ネットを見るな、本を読め」

と自分に言い聞かせた方がよさそう。

まとめ
  • 本は全部読め→自分にとって価値のあるのはたった2-3行かもしれない。全部読まないとそこには辿り着けない

書評は試食です。確かに。

  • 本を読む習慣がない人へのハック、読むスピードを上げるコツ、翻訳書に慣れる方法などもたくさんあります
  • 「お金持ちになるには、まず投資用のアパートを買いましょう」みたいな本よりは、現実的ですぐできる内容です

ただ、本気でやるにはいろいろと変える必要あり。

自分のブログに価値があるのか?と自問したくなる本でしたね…

本を読むのが苦手な人でも大丈夫。
いきなり不動産投資をするには抵抗がある、老後の不安を少しでも解消したい、という方におすすめです。
本を読むのは好収入を増やしたい人にも。収入を増やしたい人にも。


アウトプットを重視して、本の数を絞るようになっていましたが、たくさん読む方向にまたシフトしたくなりました。
↓こちらに書いています。
book.yasuko659.com


私のアクション:多読に方針変更。目標は1日4万字
■レベル:破 大変新しい考え方です

次の記事は私の個人的メモです。興味のある方はどうぞ。※メモのスタンスはこちら
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