【お断り】この読書日記で紹介するのは「本の内容」であって、書籍の著者及びその活動を推薦するものではありません*1
著者の本はもう読まないと決めていたんですが、家族が借りて来たのでペラペラ見たところ、内容はそれなりに面白そう。
というわけで、「本に罪はない」「必要なところだけ読む」という方針でサッと読んでみました。
- 1冊の本を4回に分けて読むと、記憶に定着
◆本の目次◆
はじめに
第1章 読んだ本の感想を10分で話せますか?
第2章 結果が変わる読書術―インプット編
第3章 鍛えた思考の軸はビジネスに効く!
第4章 成果に結びつく読書術―アウトプット編
第5章 金川式最強の読書スタイル
おわりに
こんな本です
著者は1冊30分で読み、読んだ本をYouTubeで紹介しています。
どんな読み方をしているのかをまとめた本。
ポイントはココ!→1冊の本を4回に分けて読むと、記憶に定着
具体的な4ステップはこちら。
- ステップ1 予測読み…カバーや帯、著者紹介などで本の内容を予測する
- ステップ2 断捨離読み…一通り本をめくっていき、気になるところ、目に留まったところにマーキングしていく。この段階では本の内容は読まない
- ステップ3 記者読み…ステップ2でマーキングしたところを熟読していく。このとき、単純に書かれていることを読んでいくのではなく、なぜ著者はそのような主張をするのか、また自分はそれについてどう考えるのかなど、深く考えながら読んでいく
- ステップ4 要約読み…他人に本の内容を説明する=アウトプットを意識して、著者が伝えたいことをまとめながら全体像をつかんでいく(P60)
全部を読まず、まず重要な箇所にあたりをつけていく。
その後、絞り込んだところだけを熟読。
というのがその方法です。
他には…
■2W1H(What/Why/How)を意識して読む
■読書の目的は「思考の軸」を鍛えるため。「知識を得る」はもう古い
■同じジャンルの本をまとめて読んだ方が学びが早い
著者のすすめは同時に4冊読むこと。その目的は
- より記憶に残る
- 本による偏りを避ける→3冊同じことが書いてあったらそれが王道
■読んだ内容を伝える「アウトプット」が重要
こんな人におすすめ
「コンサルタントが新しい業界の案件を受ける時に、急いで何冊か読む」という読み方に近い気がします。
読みたくない本を読まなきゃいけない、仕事に必要、などの場合には有効だと思います。
逆に言えば、もともと本を読むのが好きな方や、読むのが速い方には必要ありません。
ここでは取り上げませんでしたが、アウトプットの重要性も語られているので、本は読むけどアウトプットが苦手な人には、ヒントになるかも。
でも、樺沢さんの本の方が具体的でわかりやすいです。
book.yasuko659.com
【注意】本を読むのが趣味の人にとっては、害になる場合もあります。
実はこの本、DaiGoさんの『知識を操る超読書術』とよく似た内容です(細かいノウハウの部分は違いますが)。
DaiGoさんの本を読んだあと、私は自分のペースを崩してしまい、一時期本が読めなくなりました。
どちらも「全部を読まず、一部だけ読んでできるだけ多くの情報を得る」という方法です。
どうしても、“本を本として大事に扱っていない感”が残ります。
たとえるなら、「丁寧に作られた懐石料理を全部バラバラにして、何なら分子レベルに分解して、必要な栄養素だけ摂取する」みたいな後味の悪さ。
もちろん、私も一字一句丁寧に読んでいるわけではありませんが。
私は齋藤孝先生の「本をさばく」方法が好きです。
(今メモを読み返したら、齋藤先生もけっこうバラバラにしてましたね…)
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
この本に「アウトプット時、著者の言いたいことと自分の意見は、半々くらいでいい」と書いてあったので、自分の率直な感想を書いてみました。
私にとってはそれが一番の学びかもしれません。
私のアクション:ブログの読書日記は、自分の意見も半分くらい書いてヨシ!
■レベル:守
現代の読書の目的は、情報を得ることだけでなく、自分の思考力を鍛えることにある…「思考の軸」を鍛えることに重きを置くべきだ
— やすこ (@yasuko659) 2022年3月30日
——金川顕教『読書革命』
「思考の軸」を鍛えれば、先見力がついてくる#読了 #本が好き #総合法令出版 pic.twitter.com/Jl4T1qLCxK
※この本のメモはありません
関連記事
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
book.yasuko659.com
*1:ネットで見ると、よくない噂がチラホラ…。本の巻末にLINE登録のQRコードがついていますが、登録はお勧めしません